2.9.3 データトレース
データトレースは,CUP.NETとOpenTP1間の送受信メッセージの内容を取得します。
データトレースは,UAPテスト時のRPCメッセージのデータ形式を確認する場合などに使用します。データ不正などの障害が発生した場合のメッセージ内容の検証にも使用できます。
データトレース情報の出力ファイル名,および指定できるオプションとその指定方法については,「2.9.1 トレースファイル」を参照してください。
データトレースファイルの出力形式を次に示します。
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CUP.NETとOpenTP1間の送受信メッセージのデータトレース
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データトレースのロケーション
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データトレースの16進表示のデータ
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データトレースの文字表示のデータ
yyyy:データトレース取得年
mm:データトレース取得月
dd:データトレース取得日
hh:mm:ss.uuu:データトレース取得時間
- eeeee:データトレース取得項目
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送信の場合は「Send」,受信の場合は「Receive」が出力されます。
- ttt:データトレースを取得したスレッドの情報
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次の形式で取得されます。
プロセス名[プロセスID],スレッド名[スレッドID]