付録F.3 稼働統計情報ファイル容量の見積もり式
TP1/LiNKシステムでの稼働統計情報ファイルの容量を見積もるために,次に示す式でオンライン開始から終了までに発生する統計情報のジャーナル総量を求めます。
稼働統計情報ファイルの容量(単位:バイト) =オンライン開始から終了までに取得する統計情報のジャーナル量※ +4096 ×(オンライン開始から終了までにUAPから呼び出すTP1/LiNKのRPC回数の総和)
- 注※
-
オンライン開始から終了までに取得する統計情報のジャーナル量は,次に示す式で求めます。
(↑(j+240)÷4096↑×nb+↑((b−j×nb)+240)÷4096↑)×4096×N
- (凡例)
-
↑↑:小数点以下を切り上げます。
j:32000
nb:↓b÷j↓
↓↓は,小数点以下を切り捨てます。
b:(80+ak×24)×as
ak:dcstatsコマンドの-kオプションに指定した統計情報種別を数値にしたもの。次の数値に置き換わります(-kオプションの指定を省略した場合は117)。
rpc:4
prc:3
nam:3
scd:4
trn:2
osl:19
as:dcstatsコマンドに指定したユーザサーバ数に関する値(何も指定しない場合は1)。
-aオプションを指定した場合:全ユーザサーバ数(SUP数+SPP数)+1
-sオプションを指定した場合:dcstatsコマンドに指定したユーザサーバ数+1
-aオプションまたは-sオプションを指定しない場合で,dcstatsコマンドにユーザサーバを指定した場合:指定したユーザサーバ数
N:稼働統計開始から終了までの時間を,取得間隔時間の指定値で割った値(統計情報の取得回数)
実際に用意する稼働統計情報ファイルの総容量は,次に示す式で求めます。
稼働統計情報ファイルの総容量(単位:バイト) =稼働統計情報ファイルの容量×1.2(安全値)+81920