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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


6.4.5 XAリソースサービスの管理

XAリソースサービスの管理を操作する方法について説明します。

XAリソースサービスに関する操作をするときは,[TP1/LiNKオペレーション]ウィンドウの[XAリソースサービス(X)...]ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると,[TP1/LiNK XAリソースサービス管理]ダイアログボックスが表示されます。

図6‒11 [TP1/LiNK XAリソースサービス管理]ダイアログボックス

[図データ]

ダイアログボックスの内容
[処理状態]

現在のトランザクション処理状態の種別が表示されます。

  • A…アクティブ

  • HC…ヒューリスティックコミット

  • HH…ヒューリスティックハザード

  • HM…ヒューリスティックミックス

  • HR…ヒューリスティックロールバック

  • I…アイドル

  • P…プリペア

ボタンの使い方

次に示すボタンは,リストボックスにあるXARトランザクションの行を選択してからクリックしてください。XARトランザクションの行を選択しないでボタンをクリックした場合,エラーになります。

  • [コミット(M)]ボタン

  • [ロールバック(R)]ボタン

  • [強制終了(F)]ボタン

[コミット(M)]ボタン

選択されたXARトランザクションの状態をヒューリスティックコミットに決着します。このボタンで状態を変更できるトランザクションは,「処理状態」が「P(プリペア状態)」のトランザクションです。選択されたXARトランザクションをコミットしたあと,リストボックスにあるXARトランザクションの最新状態が表示されます。

[ロールバック(R)]ボタン

選択されたXARトランザクションの状態をヒューリスティックロールバックに決着します。このボタンで状態を変更できるトランザクションは,「処理状態」が「P(プリペア状態)」のトランザクションです。選択されたXARトランザクションをロールバックしたあと,リストボックスにあるXARトランザクションの最新状態が表示されます。

[強制終了(F)]ボタン

選択されたXARトランザクションを無効にします。このボタンで状態を変更できるトランザクションは,「処理状態」が「HH(ヒューリスティックハザード状態)」,「HC(ヒューリスティックコミット状態)」,「HR(ヒューリスティックロールバック状態)」,または「HM(ヒューリスティックミックス状態)」のトランザクションです。選択されたXARトランザクションを無効にしたあと,リストボックスにあるXARトランザクションの最新状態が表示されます。

[最新情報に更新(L)]ボタン

リストボックスのXARトランザクション情報を最新の状態にします。

[サービス閉塞(H)]ボタン

XAリソースサービスを閉塞状態にします。

[サービス閉塞解除(E)]ボタン

XAリソースサービスの閉塞状態を解除します。

[終了(C)]ボタン

[TP1/LiNK XAリソースサービス管理]ダイアログボックスを終了します。

[TP1/LiNK XARトランザクション情報]ダイアログボックス

[TP1/LiNK XAリソースサービス管理]ダイアログボックスのリストボックスのプロセスIDをダブルクリックすると,[TP1/LiNK XARトランザクション情報]ダイアログボックスが表示されます。[TP1/LiNK XARトランザクション情報]ダイアログボックスには,選択したプロセスIDのXARトランザクションに関する詳細情報が表示されます。

図6‒12 [TP1/LiNK XARトランザクション情報]ダイアログボックス

[図データ]

ボタンの使い方
[終了(C)]ボタン

[TP1/LiNK XARトランザクション情報]ダイアログボックスを終了します。

ダイアログボックスの内容
[トランザクション状態]欄

現在のトランザクション処理状態の種別が表示されます。種別については,[TP1/LiNK XAリソースサービス管理]ダイアログボックスの[処理状態]の説明を参照してください。

[ロールバックオンリーマーク]欄

現在のトランザクションでのロールバック状態の種別が表示されます。

  • INIT…初期状態

  • RBONLY1…マーク付きトランザクション有り

  • RBONLY2…トランザクション無し

  • RBONLY3…マーク無しトランザクション有り