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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


6.4.1 トランザクションの管理

トランザクション機能の管理を操作する方法について説明します。

トランザクションに関する操作をするときは,[TP1/LiNKオペレーション]ウィンドウの[トランザクション管理(T)...]ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると,[TP1/LiNKトランザクション管理]ダイアログボックスが表示されます。

図6‒6 [TP1/LiNKトランザクション管理]ダイアログボックス

[図データ]

ダイアログボックスの内容
[処理状態]

現在のトランザクション処理状態の種別が表示されます。

  • ACTIVE…実行中

  • BEGINNING…トランザクションブランチ開始処理中

  • COMMIT…コミット処理中

  • FORGETTING…トランザクションブランチ終了処理中

  • HEURISTIC_COMMIT…ヒューリスティック決定コミット処理中

  • HEURISTIC_FORGETTING…ヒューリスティック決定後のトランザクションブランチ終了処理中

  • HEURISTIC_ROLLBACK…ヒューリスティック決定ロールバック処理中

  • IDLE…同期点処理へ移行中

  • PREPARE…コミット(1相目)処理中

  • READY…コミット(2相目)処理待ち

  • ROLLBACK…ロールバック処理中

  • ROLLBACK_ACTIVE…ロールバック処理待ち

  • SUSPENDED…中断中

ボタンの使い方

次に示すボタンは,リストボックスにあるユーザサーバ名の行を選択してからクリックしてください。ユーザサーバ名を選択しないでボタンをクリックしても無視されます。

  • [コミット(M)]ボタン

  • [ロールバック(R)]ボタン

  • [強制終了(F)]ボタン

「処理状態」に状態が表示されていないユーザサーバの行を選択してクリックすると,[コミット(M)]ボタンまたは[ロールバック(R)]ボタンはエラーになります。

[コミット(M)]ボタン

指定したユーザサーバが実行しているトランザクションを強制的にコミットします。指定したユーザサーバの処理をコミットしたあと,リストボックスにあるユーザサーバの行に最新の状態が表示されます。

[ロールバック(R)]ボタン

指定したユーザサーバが実行しているトランザクションを強制的にロールバックします。指定したトランザクションをロールバックしたあと,リストボックスにあるユーザサーバの行に最新の状態が表示されます。

[強制終了(F)]ボタン

指定したユーザサーバが実行しているトランザクションを強制的に終了します。指定したトランザクションを強制的に終了したあと,リストボックスにあるユーザサーバの行に最新の状態が表示されます。

[最新情報に更新(L)]ボタン

リストボックスの情報を最新の状態にします。

[終了(C)]ボタン

[TP1/LiNKトランザクション管理]ダイアログボックスを終了します。

[TP1/LiNKトランザクション情報]ダイアログボックス

[TP1/LiNKトランザクション管理]ダイアログボックスのリストボックスのユーザサーバ名をダブルクリックすると,[TP1/LiNKトランザクション情報]ダイアログボックスが表示されます。[TP1/LiNKトランザクション情報]ダイアログボックスには,選択したユーザサーバのトランザクションに関する詳細情報が表示されます。

図6‒7 [TP1/LiNKトランザクション情報]ダイアログボックス

[図データ]

ボタンの使い方
[終了(C)]ボタン

[TP1/LiNKトランザクション情報]ダイアログボックスを終了します。

ダイアログボックスの内容
[処理状態]欄

現在のトランザクション処理状態の種別が表示されます。種別については,[TP1/LiNKトランザクション管理]ダイアログボックスの[処理状態]の説明を参照してください。