5.7 マルチOpenTP1の運用
マルチOpenTP1形態のTP1/LiNKを運用する場合,GUIとコマンドで操作します。ここでは,コマンドを使用した場合の操作について説明します。
マルチOpenTP1形態のTP1/LiNKでは,dcmakeconコマンドでコマンドプロンプトを作成して,その中でコマンドを実行する必要があります。ただし,「net start TP1LiNKXX」や「net stop TP1LiNKXX」については,通常のコマンドプロンプトからも実行できます(「XX」はマルチOpenTP1の識別子)。なお,dcmakeconコマンドを実行することで,あらかじめ環境変数が設定された,特定のTP1/LiNKを動かすためのコマンドプロンプトを作成します。したがって,ユーザ側で環境変数は変更しないでください。変更した場合の動作は保証できません。dcmakeconコマンドについては,「7. 運用コマンド」の「dcsetupml(マルチOpenTP1のセットアップと削除)」を参照してください。
なお,オリジナルのTP1/LiNKを操作する場合は,通常のコマンドプロンプト内でTP1/LiNKのコマンドを実行することも,コマンド引数なしのdcmakeconで起動したコマンドプロンプト内でTP1/LiNKのコマンドを実行することもできます。
また,マルチOpenTP1の運用コマンド実行時に重大な障害が発生した場合,速やかに次の資料を退避した上で,保守員に連絡してください。
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%TEMP%\dcsetupml.log
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%DCDIR%\spool\errlog\*.*(%DCDIR%は,オリジナルのTP1/LiNKのインストールフォルダ)