5.3.3 TP1/LiNK稼働中のユーザサーバの操作
開始したユーザサーバは,業務に応じて次の操作ができます。
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サーチパスの変更(SPP,SUP)
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TP1/LiNK稼働中のユーザサーバの入れ替え(SPP,SUP)
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スケジュール状態の表示(SPP)
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スケジュールの閉塞(SPP)
- RAPサービスの操作
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RAPサービスもユーザサーバ(SUP)と同様に操作できます。RAPサービスを操作するときは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを使います。
この項では,SUPとRAPサービスをSUPに統一して説明します。RAPサービスを操作するときは,SUPをRAPサービスに読み替えてください。
ここでは,開始したユーザサーバの操作について説明します。説明中のウィンドウおよびダイアログボックスの操作方法については,「6. ウィンドウの操作」を参照してください。
ユーザサーバを操作する場合は,[アプリケーション管理SPP]メニューまたは[アプリケーション管理SUP]メニューでウィンドウを開きます。アプリケーションの種類に応じて,どちらかのメニューを選択してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ユーザサーバのサーチパスを変更できます
ユーザサーバのサーチパスとコマンドのサーチパスは,初期値がそれぞれ%DCDIR%\aplib\と%DCDIR%\bin\になっています。業務の都合でユーザサーバを格納するフォルダのパスを変更したい場合は,初期値以外のパス名に変更できます。
サーチパスを変更するときは,[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウの[プログラムのサーチパス(P)...]ボタンをクリックして[TP1/LiNKサーチパス]ダイアログボックスを開きます。
サーチパスを変更する方法については,「3.2.3 サーチパスの設定」を参照してください。
(2) TP1/LiNKの稼働中にユーザサーバを入れ替えることができます
TP1/LiNKの稼働中にユーザサーバを入れ替える手順を次に示します。
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[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを開いて,入れ替える前のユーザサーバを停止します。
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ユーザサーバを入れ替えます。
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[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを開いて,入れ替えたあとのユーザサーバを起動します。
現在稼働しているユーザサーバと同じ名称のユーザサーバを別のフォルダ下に作成して,入れ替える手順を次に示します。
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[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを開いて,入れ替える前のユーザサーバを停止します。
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ウィンドウの[プログラムのサーチパス(P)...]ボタンをクリックして[TP1/LiNKサーチパス]ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスでサーチパスを変更します。
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[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウまたは[TP1/LiNKアプリケーション管理SUP]ウィンドウを開いて,入れ替えたあとのユーザサーバを起動します。
ユーザサーバを入れ替えたあとにTP1/LiNKが異常終了して再開始(リラン)した場合は,変更したサーチパスは無効になり,入れ替える前のユーザサーバが起動されます。
(3) ユーザサーバのスケジュールの状態を表示できます
SPPがTP1/LiNKによってどのようにスケジュールされているかを表示できます。
スケジュールの状態を表示するときは,[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウの[最新情報に更新(L)]ボタンをクリックします。
ユーザサーバのスケジュール状態を表示する操作方法については,「6.2 アプリケーション管理(SPP)」を参照してください。
(4) ユーザサーバのスケジュールを閉塞できます
トラブルが起こったときや,実行形式ファイルを入れ替えるためにSPPを停止したいときには,スケジュールを閉塞します。
スケジュールを閉塞した時点で,閉塞したSPPに対するクライアントからのサービス要求はエラーとなります。また,すでに受け取っているスケジュール待ちのサービス要求も,クライアントにエラーを報告します。
スケジュールを閉塞するときは,[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウの[閉塞(D)]ボタンをクリックします。閉塞したSPPのスケジュールを再開するときは,[閉塞解除(R)]ボタンをクリックします。
サービス単位のスケジュールを閉塞するときは,[TP1/LiNKアプリケーション管理SPP]ウィンドウの[サービス(V)...]ボタンをクリックして[サービス閉塞管理]ダイアログボックスを開いたあと,該当のユーザサーバ名を選択して[閉塞(H)]ボタンをクリックします。閉塞したサービスのスケジュールを再開するときは,該当のユーザサーバ名を選択して[閉塞解除(R)]ボタンをクリックします。
ユーザサーバのスケジュールを閉塞する操作方法については,「6.2 アプリケーション管理(SPP)」を参照してください。
サービス単位のスケジュールを閉塞する操作方法については,「6.2.1 サービス単位の閉塞管理」を参照してください。