15.2.2 UAPトレースを編集出力する方法
UAPトレースを編集出力するには,次の二つの方法があります。
- 〈この項の構成〉
(1) 自動でファイルに編集出力する
UAPプロセスごとにOpenTP1が取得する異常終了情報を格納するファイルを,退避コアファイルといいます。UAPの異常終了時に退避コアファイルがあれば,UAPトレースはファイルに自動で編集出力されます。UAPトレースが編集出力されるファイルを,UAPトレース編集出力ファイルといいます。
退避コアファイルとUAPトレース編集出力ファイルのディレクトリとファイル名を,次の表に示します。
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名称 |
ディレクトリ |
ファイル名 |
|---|---|---|
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退避コアファイル |
$DCDIR/spool/save/※1 |
サーバ名n※2 |
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UAPトレース編集出力ファイル |
$DCDIR/spool/save/ |
サーバ名n.uat※2 |
- 注※1
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プロセスサービス定義のprc_coresave_pathオペランドを指定している場合,退避コアファイルは,prc_coresave_pathオペランドに指定したディレクトリに退避します。
- 注※2
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n:退避コアファイルの通番(1〜3)
ただし,OpenTP1の強制停止時(dcsvstop -dfコマンドの実行時,または実時間監視タイムアウトになったとき)に出力される退避コアファイルには,通番は付きません。
UAPトレースを自動でファイルに編集出力する場合の概要を,次の図に示します。
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(2) コマンドで標準出力に編集出力する
uatdumpコマンドを入力すると,UAPトレースは標準出力に編集出力されます。uatdumpコマンドの使用方法については,「15.2.3 uatdump(UAPトレースの編集出力)」を参照してください。
UAPトレースをコマンドで標準出力に編集出力する場合の概要を,次の図に示します。
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