Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


12.8 オフラインテスタトレース情報の編集

オフラインテスタトレース情報は,オフラインテスタ起動時のオプションで,情報の出力可否や出力先,内容を選択してトレースファイルに取得します。トレースファイルに取得したトレース情報は,utftrcpicコマンドでサービス単位,サービスグループ単位に分けて出力できます。

トレースファイルのオープンなど,トレース情報を取得するための準備は,dc_rpc_open関数内でされます。そのため,dc_rpc_open関数より前で発行した関数のトレース情報は取得できません。また,DAMファイルアクセス用の次のシミュレート関数のトレース情報も取得できません。

COBOL言語のUAPで,要求コードやDMLなどの指定を誤った際に,APIのトレース情報を出力しないことがあります。この場合,メッセージKFCA20016-E,またはKFCA20018-Eが出力されます。また,DMLの記述を誤った際に,エラー情報が出力されて(COBOLコンパイラが出力)異常終了することがあります。

main関数の実行中など,UAPが並行して動作しているときのトレース情報は,トレース情報の行単位で混在している場合があります。これを防ぐためには,サービスグループの起動時点をずらす必要があります。