11.1.4 連続実行コマンドの設定
決めておいた順序でコマンドを連続して実行する場合,あらかじめ連続実行コマンド定義ファイルを作成し,実行したい順序でコマンドを設定しておきます。途中にendサブコマンドを指定した場合は,オフラインテスタは終了し,以降のコマンドは実行しません。
連続実行コマンド定義ファイルには,サービス実行中にオフラインテスタからの問い合わせに対して応答するコマンド(readサブコマンドなど)も指定できます。
指定がなければ入力待ちになります。
定義方法や記述形式は,オフラインテスタ環境定義と同じです。
(1) 形式
コマンド名 〔コマンド引数 … 〕 {,|;}
(2) 機能
オフラインテスタに連続して実行させるコマンドを定義します。
(3) オペランド
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コマンド名
コマンド名として指定できるのは,次の値です。
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call
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end
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ps
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read
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start
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stop
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write
そのほかのコマンドを指定した場合は,コマンドエラーのメッセージが出力され,コマンドを無視して処理が続行されます。
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コマンド引数
指定したコマンドに対する,コマンド引数を指定します。
(4) 定義例
call ser1 sppsub1 a_data, call ser2 mcfsub b_data+c_data, call ser3 sppsub2 d_data, read rtn_data, #call ser1 sppsub1 b_data, : : end;
(5) 注意事項
-
定義解析中に書式エラーを検出した場合は,エラーメッセージを出力して定義解析が続行されます。書式エラーのあった定義内容の有効・無効の判断は,次のようになります。
書式エラーの内容
定義内容
有効時の仮定
文末に','または';'なし
有効
文末に','を仮定
その他
無効
−
- (凡例)
-
−:該当しません。
-
コマンドは,実際にcmdautoサブコマンドが入力されたあとに,個々のコマンドを実行する時点でチェックされます。