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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


10.8 テスタファイルの作成

オフラインテスタで各種のシミュレート機能を使用するためには,機能ごとに専用のデータファイルを作成する必要があります。これをテスタファイルといいます。

テスタファイルはそれぞれ専用のデータ形式で記述されていますが,オフラインテスタでは,ユーザがコマンドで簡単にテスタファイルを作成できます。これを,テスタファイル作成機能といいます。

テスタファイル作成機能で作成できるテスタファイルの一覧を,次の表に示します。

表10‒1 テスタファイル作成機能で作成できるテスタファイルの一覧

テスタファイル名

テスタファイルを使用する機能

サービス要求データファイル

RPC要求データファイル

クライアントUAPシミュレート機能

XATMI要求データファイル

クライアントUAPシミュレート機能

TxRPC要求データファイル

クライアントUAPシミュレート機能

サービス応答データファイル

RPC応答データファイル

サーバUAPシミュレート機能

XATMI応答データファイル

サーバUAPシミュレート機能

TxRPC応答データファイル

サーバUAPシミュレート機能

XATMI受信データファイル

クライアントUAPシミュレート機能

MCF受信メッセージファイル

MCFシミュレート機能

運用コマンド結果データファイル

運用コマンドシミュレート機能

テスタファイル作成機能では,ユーザがあらかじめ作成したテストデータ定義ファイルのデータを使用して,テスタファイルを作成します。テストデータ定義ファイルのデータは,テキストエディタで作成できます。また,テストデータ定義ファイルには,複数のテスタファイルのデータをまとめて設定できます。

なお,テスタファイルは,各ファイルの形式に従ってバイナリエディタでも作成できます。