9.3.1 mcfaulsap(アプリケーションのテストモード情報の表示)
(1) 名称
アプリケーションのテストモード情報の表示
(2) 形式
mcfaulsap -s {MCF通信プロセス識別子|アプリケーション起動プロセス識別子} -a アプリケーション名 〔-k アプリケーション名種別〕
(3) 機能
指定したアプリケーションのテストモード情報を標準出力に出力します。
(4) オプション
-
-s MCF通信プロセス識別子|アプリケーション起動プロセス識別子
〜〈16進数字〉((01〜ef))
MCF通信プロセス識別子,またはアプリケーション起動プロセス識別子を指定します。
ERREVT,またはdc_mcf_execap関数で指定したアプリケーションをテストする場合,アプリケーション起動プロセス識別子を指定します。そのほかの場合はMCF通信プロセス識別子を指定します。
複数のMCF通信プロセス識別子,または複数のアプリケーション起動プロセス識別子は指定できません。
-
-a アプリケーション名 〜〈1〜8文字の識別子〉
テストモード情報を表示するアプリケーションの名称を指定します。
アプリケーション名に '*'を指定すると,テストモードのすべてのアプリケーションについてテストモード情報を表示します。また,アプリケーション名の先行文字列に続いて '*'を指定(先行文字列*)すると,先行文字列で始まるすべてのアプリケーションのテストモード情報を表示します。
複数のアプリケーション名は指定できません。
-
-k アプリケーション名種別
-aオプションで指定するアプリケーションの種別を指定します。
user:ユーザアプリケーション
mcf:MCFイベント
このオプションの指定を省略すると,-aオプションで指定するアプリケーション名は,ユーザアプリケーション名であると仮定されます。
(5) 出力形式
A01 user aprep01 back trac swms erre exec hold 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.
-
MCFマネジャプロセス識別子,MCF通信プロセス識別子,またはアプリケーション起動プロセス識別子
-
アプリケーション名種別の表示
user:ユーザアプリケーション
mcf:MCFイベント
-
アプリケーション名,またはMCFイベント名
-
トランザクション終了時,資源をテスト前の状態に回復するかどうかの表示
back:回復する
nobk:回復しない
-
テストモードのトランザクションの処理中に,MHPのトレース情報を取得するかどうかの表示
trac:取得する
notr:取得しない
-
テストモードのトランザクションが発行した送信メッセージを無効にするかどうかの表示
swms:無効にする
nosw:無効にしない
-
エラーイベントの起動を抑止するかどうかの表示
erre:抑止する
noer:抑止しない
-
テストモードのトランザクションが発行したアプリケーション起動メッセージを無効にするかどうかの表示
exec:無効にする
noex:無効にしない
-
テストモードのトランザクションが異常終了した場合に,MHPの自動閉塞機能を抑止するかどうかの表示
hold:抑止する
noho:抑止しない