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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


8.4.3 UAPトレース情報のマージ・編集出力

MHPのUAPトレース情報を取得し,オンラインテスタのutotrcoutコマンドを実行すると,MHPのトレース情報を編集して,標準出力に出力できます。出力形式はTP1/Server Baseのオンラインテスタの仕様に従います。

なお,次に示す関数のトレース情報は出力されません。

MHPのトレース情報を出力するディレクトリは,「$DCDIR/spool/uto/テストユーザID」となります。テストユーザIDは,MCFオンラインテスタの使用宣言コマンドの-uオプションに指定したテストユーザIDです。

なお,MHPのトレースファイルには,「trace1」と「trace2」の二つがあります。テスタサービス定義で指定した最大トレースファイル容量を超える書き込みが発生すると,ファイルが切り替わります。このとき,トレースファイルが満杯になって切り替わった旨のメッセージが出力されます。このメッセージが出力されたら,ユーザは満杯になったトレースファイルの内容を別ファイルにコピーしたあと,満杯になったトレースファイルを削除してください。

システムサービス構成定義,テスタサービス定義,およびユーザサービス定義については「3.1 オンラインテスタのシステム定義」を参照してください。また,utotrcoutコマンドについては「5.1 テストで使用する運用コマンド」を参照してください。