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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


6.1.2 オンラインテスタの障害

オンラインテスタに障害が発生した場合の対処方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) オンラインテスタのコマンドが正常終了しない場合

次の処置をしたあと,再度コマンドを実行してください。

(2) UAPトレース情報が取得できない場合

(a) トレース情報がまったく取得できない場合

テスタサービス定義で,最大トレースファイル容量(max_trace_file_sizeオペランド)に0を指定している場合,OpenTP1をいったん停止させ,1以上の値を指定したあと,再度OpenTP1を起動してください。

(b) 特定のUAPでトレース情報が取得できない場合

次の処置をしてください。

  • ユーザサービス定義でテスト対象に指定していない場合,UAPをいったん停止させ,テスト対象に指定(test_modeオペランドにtargetを指定)したあと,再度UAPを起動してください。

  • ユーザサービス定義でUAPトレース格納最大数(uap_trace_maxオペランド)に0を指定している場合,UAPをいったん停止させ,1以上の値を指定したあと,再度UAPを起動してください。

(c) 途中からのトレース情報が取得できない場合

次の処置をしてください。

  • トレースファイルが満杯になっている場合,満杯になったトレースファイルを別のファイルに退避したあと,削除してください。

  • UAP実行中にオンラインが即時停止した場合,オンライン再開始後,再度UAPを実行させてください。

  • UAPが異常を検知したときに,退避コアファイルを取得しないで即時停止した場合,退避コアファイルを取得するようにプログラムを変更したあと,再度UAPを実行させてください。

(3) 送信メッセージが取得できない場合

(a) 送信メッセージがまったく取得できない場合

テスタサービス定義で最大MCF送信メッセージファイル容量(max_message_file_sizeオペランド)に0を指定している場合,OpenTP1をいったん停止させ,1以上の値を指定したあと,再度OpenTP1を起動してください。

(b) 特定のUAPで送信メッセージが取得できない場合

ユーザサービス定義でテスト対象に指定していない場合,UAPをいったん停止させ,テスト対象に指定(test_modeオペランドにtargetを指定)したあと,再度UAPを起動してください。

(c) 途中からの送信メッセージが取得できない場合

MCF送信メッセージファイルが満杯になっている場合,満杯になったMCF送信メッセージファイルを別のファイルに退避したあと,削除してください。

(4) 会話型サービス要求での送信データが取得できない場合

(a) 送信データがまったく取得できない場合

ユーザサービス定義で送信データの出力(test_xatmi_send_fileオペランド)にNを指定している場合,UAPをいったん停止させ,Yを指定したあと,再度UAPを起動してください。