4.5.3 UAPトレース情報のマージ・編集出力
UAPトレース情報のマージは,utotrcmrgコマンドで実行します。
utotrcmrgコマンドを入力すると,指定した複数のトレースファイル内のデータが,グループごとにサービス実行順に並べられ,指定したファイル(トレースマージファイル)に出力されます。出力先に指定したファイルがすでにある場合は,内容を削除したあとに書き込まれます。
トレースマージファイルは,ファイル種別が異なる以外はトレースファイルと同じファイル形式なので,トレースマージファイルもマージできます。また,トレース情報取得中のトレースファイルもマージできます。
UAPトレース情報の編集出力は,utotrcoutコマンドで実行します。
utotrcoutコマンドを入力すると,指定されたトレースファイル,またはトレースマージファイルの内容を編集して,標準出力に出力します。
utotrcoutコマンドでは,次のような形式でトレース情報を出力できます。
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特定のサービスのトレース情報だけを抜き出した形式
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特定のサーバのトレース情報だけを抜き出した形式
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トレース情報の一部を抜き出した形式
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トレース情報をサービスの実行順に並べ替えた形式
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指定した時間帯に取得したトレース情報だけを抜き出した形式
出力形式については,「5.1 テストで使用する運用コマンド」を参照してください。