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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


4.3 MHPへのサービス要求

MCFのシミュレート時には,テストするMHPをシミュレートMHPとして起動します。テストの対象となるシミュレートMHPは,ユーザサービス定義のtest_modeオペランドにsimmhpを指定しておきます。

シミュレートMHPは,OpenTP1のdcsvstartコマンドまたはユーザサービス構成定義のdcsvstart指定で起動します。

MHPへのサービス要求は,utomhpsvcコマンドで実行します。utomhpsvcコマンド以外でサービスを要求すると,オンラインテスタはエラーメッセージを出力して,要求したサービスの実行をスキップします。この時,いったんオンラインテスタでサービスを受け付けるため,dc_rpc_call関数は正常終了しますが,サービスの応答データの内容は保証しません。

シミュレートMHPは,SPPとして動作します。そのため,シミュレートMHPはSPPに対するコマンドを使用して運用する必要があります。ただし,utosppsvcコマンドは使用できません。

シミュレートMHPは,OpenTP1のdcsvstopコマンド,またはdcstopコマンドで停止します。