4.2.2 サーバUAPのシミュレート
(1) RPCインタフェースのサーバUAPのシミュレート
RPCインタフェースのサーバUAPのシミュレート時には,サービス要求するSPPをダミーSPPとして起動します。シミュレートの対象となるダミーSPPは,ユーザサービス定義のtest_modeオペランドにdmysppを指定しておきます。
ダミーSPPは,OpenTP1のdcsvstartコマンドで起動します。ダミーSPPへのサービス要求には,dc_rpc_call関数を発行します。
(2) XATMIインタフェースのサーバUAPのシミュレート
XATMIインタフェースのサーバUAPのシミュレート時には,サービス要求するSPPをダミーSPPとして起動します。シミュレートの対象となるダミーSPPは,ユーザサービス定義のtest_modeオペランドにdmysppを指定しておきます。
ダミーSPPは,OpenTP1のdcsvstartコマンドで起動し,dcsvstopコマンド,またはdcstopコマンドで停止します。
サーバUAPシミュレート機能を使用して,会話型でサービス要求した場合,クライアントUAPが,tprecv関数でサービスの終了を示すイベントを受け取らないままプロセス,またはサービスを終了すると,テスタデーモン上に会話状態を管理するテーブルが残ったままになります。この場合は,ダミーSPPをいったん停止させたあと,再度起動してください。