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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


4.2.2 サーバUAPのシミュレート

〈この項の構成〉

(1) RPCインタフェースのサーバUAPのシミュレート

RPCインタフェースのサーバUAPのシミュレート時には,サービス要求するSPPをダミーSPPとして起動します。シミュレートの対象となるダミーSPPは,ユーザサービス定義のtest_modeオペランドにdmysppを指定しておきます。

ダミーSPPは,OpenTP1のdcsvstartコマンドで起動します。ダミーSPPへのサービス要求には,dc_rpc_call関数を発行します。

ダミーSPPは,OpenTP1のdcsvstopコマンド,またはdcstopコマンドで停止します。

(2) XATMIインタフェースのサーバUAPのシミュレート

XATMIインタフェースのサーバUAPのシミュレート時には,サービス要求するSPPをダミーSPPとして起動します。シミュレートの対象となるダミーSPPは,ユーザサービス定義のtest_modeオペランドにdmysppを指定しておきます。

ダミーSPPは,OpenTP1のdcsvstartコマンドで起動し,dcsvstopコマンド,またはdcstopコマンドで停止します。

サーバUAPシミュレート機能を使用して,会話型でサービス要求した場合,クライアントUAPが,tprecv関数でサービスの終了を示すイベントを受け取らないままプロセス,またはサービスを終了すると,テスタデーモン上に会話状態を管理するテーブルが残ったままになります。この場合は,ダミーSPPをいったん停止させたあと,再度起動してください。