3.3.5 運用コマンド結果データファイル
運用コマンドシミュレート機能使用時に,コマンドの実行結果としてUAPに返すデータを格納します。一つのファイルには,一つのサービスでdc_adm_call_command関数を発行する回数分のデータを格納します。
運用コマンド結果データファイルは,サービスごとに作成します。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイルの構造
(2) ファイルの内容
項目 |
位置 |
長さ (バイト) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|
ヘッダ |
運用コマンドの結果コード |
0 |
4 |
dc_adm_call_command関数の引数statに設定する値を指定します。 |
標準出力文字列長 |
4 |
4 |
標準出力文字列の長さ(ヌル文字を含みます)を指定します(0〜2147483647)。 |
|
標準エラー出力文字列長 |
8 |
4 |
標準エラー出力文字列の長さ(ヌル文字を含みます)を指定します(0〜2147483647)。 |
|
標準出力文字列 |
12 |
n |
dc_adm_call_command関数の引数outmsgに設定するデータを指定します(最後のヌル文字を含みます。ヌル文字が付けられていない場合は文字列の最後の文字をヌル文字に置き換えます)。 標準出力文字列長が0の場合は指定しても無視されます。 |
|
標準エラー出力文字列 |
− |
n |
dc_adm_call_command関数の引数errmsgに設定するデータを指定します(最後のヌル文字を含みます。ヌル文字が付けられていない場合は文字列の最後の文字をヌル文字に置き換えます)。 標準エラー出力文字列長が0の場合は指定しても無視されます。 |
(3) 注意事項
-
運用コマンド結果データファイルは,オフラインテスタのファイルも使用できます。ただし,複数回dc_adm_call_command関数を発行する場合は,発行回数分のデータ(ファイル)を,catコマンドで一つのファイルに編集する必要があります。
-
標準出力文字列と標準エラー出力文字列の最後には,ヌル文字を付けてください。ヌル文字が付いていない場合は,文字列の最後の文字がヌル文字に置き換えられます。また,文字列長に0を指定した場合は,文字列を指定しても無視されます。
-
DMLのSEND文で運用コマンドを発行する場合は,データ部に次のように指定します。
(i) テスタファイル作成機能を使用しない場合
- 標準出力文字列長
-
0を指定します。
- 標準エラー出力文字列長
-
0を指定します(標準エラー出力を受け取らない指定の場合)。
(ii) テスタファイル作成機能を使用する場合
- 標準出力文字列長
-
1を指定します。
- 標準出力文字列
-
'\0'を指定します。
- 標準エラー出力文字列長
-
1を指定します(標準エラー出力を受け取らない指定の場合)。
- 標準エラー出力文字列
-
'\0'を指定します(標準エラー出力を受け取らない指定の場合)。