2.8.2 UAPトレース情報のマージ・編集出力
オンラインテスタでは,複数のトレースファイルに取得したUAPトレース情報を,一つのファイルにマージし,編集出力できます。これを,UAPトレース情報マージ・編集機能といいます。
トレース情報のマージは,オンラインテスタのコマンドで実行します。
トレースファイルを複数指定してコマンドを実行すると,トレース情報はサービスの流れに沿って一つのファイルにマージされます。そのため,複数のOpenTP1が取得したトレース情報をグローバルトランザクション単位で取得順にまとめたい場合や,トレースファイル満杯時に別のファイルにスワップしたものを一つにまとめたい場合に使用できます。
UAPトレース情報のマージ結果を,次の図に示します。
また,トレース情報はオンラインテスタのコマンドで編集して出力できます。このとき,トレース情報の取得日時で出力する範囲を指定できます。
トレース情報の出力形式には,次のものがあります。
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トレースファイル中の,すべてのトレース情報
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トレースファイル中の,関数名などの一部のトレース情報
UAPトレース情報の取得から,マージ・編集出力までの機能の概要を,次の図に示します。