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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


2.3.2 XATMIインタフェースのサーバUAPのシミュレート

オンラインテスタでは,XATMIインタフェースに従ったサービス要求(リクエスト/レスポンス型,会話型)の際にも,サーバUAPシミュレート機能を使用できます。

〈この項の構成〉

(1) リクエスト/レスポンス型のサービス要求

リクエスト/レスポンス型のサービス要求でサーバUAPをシミュレートする場合,ユーザは,クライアントUAPへ返す応答データを,あらかじめXATMI応答データファイルに作成しておきます。クライアントUAPからサービス要求があると,オンラインテスタは応答データをファイルから読み込み,クライアントUAPに返します。

リクエスト/レスポンス型のサービス要求でのサーバUAPシミュレート機能の概要を,次の図に示します。

図2‒5 リクエスト/レスポンス型のサービス要求でのサーバUAPのシミュレート

[図データ]

(2) 会話型のサービス要求

会話型のサービス要求でサーバUAPをシミュレートする場合,ユーザは,クライアントUAPが受け取るデータを,あらかじめXATMI受信データファイルやXATMI応答データファイルに作成しておきます。クライアントUAPから受信要求があると,オンラインテスタはまず,XATMI受信データファイルから受信データを1データずつ読み込み,クライアントUAPに返します。XATMI受信データファイル内のすべてのデータを返したあと,さらに受信要求があると,応答データをXATMI応答データファイルから読み込み,クライアントUAPに返します。

クライアントUAPが送信したデータは,ユーザサービス定義の指定によって,オンラインテスタが作成するXATMI送信データファイルに取得します。

会話型のサービス要求でのサーバUAPシミュレート機能の概要を,次の図に示します。

図2‒6 会話型のサービス要求でのサーバUAPのシミュレート

[図データ]