分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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15.1 アボートコード一覧

KFCA00105-Eメッセージとともにアボートコードが出力された場合は,次のように対処してください。ただし,mで始まるアボートコードの説明には,KFCA00105-E以外のメッセージとともに出力する,自己矛盾コードまたは保守情報も含めて記載しています。

〈出力されたアボートコードが一覧に記載されているとき〉
アボートコード一覧に記載されている原因および対策に従って対処してください。
〈出力されたアボートコードが一覧に記載されていないとき〉
KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっている可能性があります。そのメッセージの対策に従い,対処してください。直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,保守員に連絡してください。
 
<この節の構成>
(1) aまたはAで始まるアボートコード一覧
(2) cで始まるアボートコード一覧
(3) dまたはDで始まるアボートコード一覧
(4) Eで始まるアボートコード一覧
(5) fで始まるコードアボートコード一覧
(6) gまたはGで始まるアボートコード一覧
(7) hまたはHで始まるアボートコード一覧
(8) iまたはIで始まるアボートコード一覧
(9) jまたはJで始まるアボートコード一覧
(10) kで始まるアボートコード一覧
(11) lまたはLで始まるアボートコード一覧
(12) mまたはMで始まるアボートコード一覧
(13) nで始まるアボートコード一覧
(14) oで始まるアボートコード一覧
(15) pまたはPで始まるアボートコード一覧
(16) qで始まるアボートコード一覧
(17) rまたはRで始まるアボートコード一覧
(18) sまたはSで始まるアボートコード一覧
(19) tまたはTで始まるアボートコード一覧
(20) Uで始まるアボートコード一覧
(21) vまたはVで始まるアボートコード一覧
(22) wまたはWで始まるアボートコード一覧
(23) xまたはXで始まるアボートコード一覧
(24) Yで始まるアボートコード一覧
(25) zで始まるアボートコード一覧

(1) aまたはAで始まるアボートコード一覧

aまたはAで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-1 aまたはAで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
accls06 dc_rpc_mainloop,またはdc_adm_completeを発行しませんでした。 KFCA01844-EメッセージのPROTOCOLに示す対策をしてください。
accom02
accom04
システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。
acfrc07 OpenTP1が停止直前にdcstopでシステム強制停止しました。 OpenTP1が停止している場合は,問題ありません。停止していない場合は,保守員に連絡してください。
acn1203
acs1204
システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。
acupp11 環境変数($DCDIR)が未定義または不正です。 環境変数($DCDIR)が正しく設定されているか確認してください。ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。
acwsc20 システム共通定義のdcbindht定義とマルチノード物理定義とで矛盾が生じました。 システム共通定義のdcbindht定義にTP1/Multiで使うネットワーク名が書かれていないか確認し,書いてある場合は削除してください。
amsrt18 システム共通定義が不正です。 環境変数($DCCONFPATH),システム共通定義が正しく設定されているか確認してください。正しく設定されている場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。
amsrt2a システム環境定義のuser_command_onlineオペランドに指定したシステム開始完了コマンドが正常に終了しませんでした。 OpenTP1に登録したシステム開始完了コマンドが正常に終了しませんでした。コマンドが正常に動作するかどうか,OpenTP1のメッセージログなどを参考にして確認してください。
ascnf41
amsrt1z
環境変数($DCDIR)が未定義または不正です。 環境変数($DCDIR)が正しく設定されているか確認してください。ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。
asini33 環境変数($DCCONFPATH)が示すディレクトリに必要な定義ファイルがないか,またはTP1/LiNKで解析できないファイルがあります。 次に示す対策をしたあと,TP1/LiNKを再び開始してください。
  • 環境変数($DCCONFPATH)が示すディレクトリに,次に示すファイルがすべて存在することを確認してください。存在しない場合は,バックアップしてあるファイルからコピーするか,またはTP1/LiNKを再インストールしてください。
    BETRANRC,CLTSRV,ENV,ITV,JNL,LCK,LOG,NAM,PRC,PRF,SCD,STAJNL,STS,SYSCONF,TIM,TRN,USRCONF,USRNET,USRRC,XAR
  • 環境変数($DCCONFPATH)が示すディレクトリの定義ファイルを手動で編集している場合は,設定を見直してください。
  • 環境変数($DCCONFPATH)が示すディレクトリに不要なファイルをコピーしている場合は,削除してください。
asmsg02 $DCDIRのユーザID,またはグループIDが/etc/passwd,/etc/groupにありません。 /etc/passwd,/etc/groupにIDを追加してください。
aterm01 $DCDIR/bin/dcterm1ファイルの所有者がrootではありません。 dcsetup -dにyで応答し,ファイルを削除したあと,dcsetupを再実行してください。
atfsy09
atmon01
OpenTP1が停止直前にdcstopでシステム強制停止しました。 OpenTP1が停止している場合は,問題ありません。停止していな場合は,保守員に連絡してください。
awcmp11 システム共通定義が不正です。 環境変数($DCCONFPATH),システム共通定義が正しく設定されているか確認してください。正しく設定されている場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。
上記以外でaで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base ADM制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Aで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base MDA制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(2) cで始まるアボートコード一覧

cで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-2 cで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
cで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CPD制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(3) dまたはDで始まるアボートコード一覧

dまたはDで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-3 dまたはDで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
dO00211
dO00212
dO00305
dO00309
dO00915
dO00917
DAMサービス用共用メモリが不足しています。 メモリを再度見積もり,DAMサービス定義のdam_cache_size値(またはdam_cache_size_fix値)を定義し直してください。
dO00932 プロセス固有領域のメモリが不足しています。 OpenTP1を再起動してください。プロセス数を少なくして,引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
dO00951
dO00952
dO00954
dO00956
dO01000
dNR0006
dNR0008
dNR0010
dNR0011
dNR0015
dNR0022
dR00110
DAMサービス用共用メモリが不足しています。 メモリを再度見積もり,DAMサービス定義のdam_cache_size値(またはdam_cache_size_fix値)を定義し直してください。
上記以外でdで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/FS/Direct Access制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
DMip001 ISTサービスが起動されていません。 システムサービス構成定義のist_confオペランドにYを設定してください。設定している場合,保守員に連絡してください。
上記以外でDで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base IST制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(4) Eで始まるアボートコード一覧

Eで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-4 Eで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
E00002 SPP.NET内で例外ThreadAbortExceptionが発生したため,SPP.NETのプロセスが異常終了しました。 SPP.NETの処理内容を確認して再度実行してください。

(5) fで始まるコードアボートコード一覧

fで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-5 fで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
fa00000
fa00001
fa00002
fa00003
fa10000
fa10002
fa10003
fa10004
fa10006
fa10007
fa20000
fa20001
fa20003
fa20004
fa20005
fa30000
fa30001
fa30002
fa30003
fa30004
fa30005
fa30006
fa30007
fa30008
fa30009
fa40000
fa40001
fa50000
fa50001
fa50002
fa50003
fa50004
fa60000
fa60001
fa70000
fa70001
fa80000
fa80001
fa80002
fa80003
fa80004
fa90000
fa90001
fa90002
ファイルサービスで異常が発生しました。 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
上記以外でfで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base FIL制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(6) gまたはGで始まるアボートコード一覧

gまたはGで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-6 gまたはGで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
g000001
g000051
g000052
g000053
g000054
g000055
g000056
g000100
g100001
ログサービスで異常が発生しました。 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
g140002 dc_gwf_openが2度呼ばれたか,dc_rpc_open呼び出し後にdc_gwf_openが呼び出された可能性があります。 次のとおり,プログラムを見直してください。それでも直らなければ,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。
  • dc_gwf_openを2度呼んでいないか(dc_gwf_closeを呼び出したあとも不可)
  • dc_rpc_open呼び出し後にdc_gwf_openを呼び出していないか
g550020 キュー受信型サーバのキュー操作(システムコール)でエラーが発生しました。 ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義に指定したgidオペランドが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。gidオペランドの指定を削除するか,OpenTP1管理者のグループIDを指定してください。
上記以外でgで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LOG制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Gで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base GWF制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(7) hまたはHで始まるアボートコード一覧

hまたはHで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-7 hまたはHで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
h002006 ネームサービス情報登録時に異常が発生しました。 ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。それ以外の場合には,取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。
h021006 ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義のgidオペランドに指定されているグループIDが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。 ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義から,gidオペランドを削除してください。
hm02102
hm02301
マルチスケジューラデーモンの起動が失敗しました。 システムサーバ数がシステム環境定義のserver_countオペランドの指定値を超えた可能性があります。マルチスケジューラデーモン数が加算した正しい値になっているかを確認し,必要であれば対策後,OpenTP1を再起動してください。
hqda01 スケジュールキューにサービス要求が登録されているにもかかわらず,サービス要求が取り出されない状態がスケジュール遅延限界経過時間を超えて続いています。 ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用するなどして要因を調査し,対策したあとにOpenTP1を再起動してください。
hclen001 スケジュールキューからサービス要求が取り出されない状態が続き,サーバの処理率が低下していました。 ユーザサーバのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用して原因を調査し,直前に出力されるKFCA00834-Eメッセージを基に対策したあと,OpenTP1を再起動してください。
上記以外でhで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SCD制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Hで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base HSC制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(8) iまたはIで始まるアボートコード一覧

iまたはIで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-8 iまたはIで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
i001001 サーバ開始時に,定義ファイルの解析エラーが発生しました。 エラーの原因を調査,対策後再度実行してください。
i001040 タイマサービスで使用する静的共用メモリの確保に失敗しました。 静的共用メモリサイズを再度見積もり,システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランドを指定し直して,OpenTP1を再起動してください。対策後もこのアボートコードが出力される場合は,コアファイルを保存し,このアボート情報を,保守員に連絡してください。
iexpir1
iexpir2
トランザクションブランチ限界経過時間,またはサービス関数実行監視時間を超えました。またはサーバプロセスがクリティカル状態時に強制停止要求を受けました。 メッセージログにKFCA00506-Eメッセージが出力されている場合,UAPでのトランザクションブランチ処理時間が,限界値を超えた原因を調査し,対策してください。メッセージログにKFCA00506-Eメッセージが出力されていない場合は,対策の必要はありません。
iprfex1 トランザクションブランチCPU監視時間を超えました。 標準エラー出力にKFCA00506-Eメッセージが出力されている場合,UAPでのトランザクションブランチ処理時間が限界値を超えた原因を調査し,対策してください。標準エラー出力にKFCA00506-Eメッセージが出力されていない場合は,対策の必要はありません。
上記以外でiで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TIM制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Iで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base ITV制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(9) jまたはJで始まるアボートコード一覧

jまたはJで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-9 jまたはJで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
jacnc10 接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの接続の認識で,アーカイブサービスを続行できないほどのずれが生じました。 システムを再起動してください(システムは再起動後の接続によって,認識のずれを解消します)。
jacnr04
jacnr05
接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの切断時にメモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 ネットワーク障害かメモリ不足かを見極め,対策してください。対策後,一度システムを再起動してから再度システムを停止してください。
jacns01 接続元ジャーナルサーバの管理情報更新時にメモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 ネットワーク障害かメモリ不足かを見極め,対策してください。
jafnc05 メッセージキューの資源不足です。 カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。
japrr10 接続先のグローバルジャーナルアーカイバとの接続の認識で,アーカイブサービスを続行できないほどのずれが生じました。 システムを再起動してください(システムは再起動後の接続によって,認識のずれを解消します)。
jarcv04 メッセージの資源不足です。 カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定するメッセージキューの最大許容数を変更してください。
jclos20 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jcmdc25 jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。
jcmdc27 メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
jcntl51 ジャーナルファイルサービスプロセス,またはコマンドサービスプロセスの停止中にエラーが発生しました。 エラー原因を調査し,対策してください。
jcntl52 チェックポイントダンプサービスプロセスの停止中にエラーが発生しました。
jcntl60 jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。
jcntl94 メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
jcom06
jcom15
jcsta04
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
jefio25 jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。
jefio52 メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
jexit08 メッセージの資源不足です。 カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。
jfctl40 ジャーナルIOプロセスの停止中にエラーが発生しました。 エラー原因を調査し,対策してください。
jfctl84 jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。
jfctl89 メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
jlock07 管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。または,待ち状態で,異常が発生しました。 エラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jlock08
jlock12
jlock17
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jmio103 ネットワーク障害が発生しました。 ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度OpenTP1を開始してください。
jmio104
jmio105
メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
jmio111 ネットワーク障害が発生しました。 ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度OpenTP1を開始してください。
jmio113 通信障害が発生したことによって,ユーザプロセスがジャーナル取得時にジャーナルI/Oプロセスからの応答を待つ状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 マシンが高負荷状態になっている,またはネットワークが不安定になっている状況でこのアボートコードが出力される場合があります。このような状況になる要因を調査し,対策してください。対策後もこのアボートコードが出力される場合は,保守員に連絡してください。
jmio227
jmio228
jmio229
jmio230
メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jmioc17 ジャーナルファイルへの書き込み権限がありません。 ジャーナルファイルへの書き込み権限を確認してください。
jmioq18
jmioq24
メッセージの資源不足です。 カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。
jmioq27 メッセージキューの資源不足です。 カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,システムパラメタで指定する,メッセージキューの最大許容数,およびメッセージ待ち行列に格納されるバイト数の最大値を変更してください。
jopen20 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jput08 スワップ先がありません。 ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。
jput20 通信障害など,続行不可能なエラーが発生しました。 エラーの原因を調査し,対策してください。
jput21 管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。または,待ち状態で,異常が発生しました。 エラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jput27 メモリ不足,ネットワーク障害,またはスワップ処理中の状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 メッセージログの理由コードから,原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jput29 メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jput35
jput36
jput38
jput41
jput45
jput47
jput49
jput52
jput54
jput55
jput57
jput59
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jput81 スワップ先がありません。 ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。
jput206 TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルでエラーが発生しました。 メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。
jswl202 TP1/LiNKの履歴情報の取得中に,ファイルの切り替え(スワップ)で障害が発生しました。 メッセージログの理由コードから原因を調査して,対策してください。
jswp104 排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jswp107 スワップ先がありません。 ファイルを追加するか,アンロードし,ファイルが使用できるようにしてください。
jswp116 通信障害など,続行不可能なエラーが発生しました。 エラーの原因を調査し,対策してください。
jswp202
jswp204
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。 再度メモリを見積もってください。
jswp205 メモリ不足,またはネットワーク障害が発生しました。 理由コードからエラーの原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jswp210 メモリ不足,ネットワーク障害,またはスワップ処理中の状態がjnl_watch_timeオペランドに指定した時間継続したため,システム続行が不可能な状態になりました。 メッセージログの理由コードから,原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
jtct125 jnl開始に必要なシステムファイルがオープンできません。 OpenTP1のインストールが正しく行われているかどうか確認してください。
jtct152 メモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
上記以外でjで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base JNL/SJL制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Jsvn005 XAリソースサービスの正常開始に失敗しました。 起動に失敗した理由がKFCA32003-Eメッセージの直前に出力されています。このメッセージの内容に従って対策してください。
Jsvr003 XAリソースサービスの再開始に失敗しました。
上記以外でJで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base XAR制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(10) kで始まるアボートコード一覧

kで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-10 kで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
kで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TJL制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(11) lまたはLで始まるアボートコード一覧

lまたはLで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-11 lまたはLで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
lで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LCK制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Lで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base LIT制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(12) mまたはMで始まるアボートコード一覧

mまたはMで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-12 mまたはMで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
m01077q MCFのリアルタイム統計情報の取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m012005 通信サーバ(m012005)またはアプリケーション起動サーバ(m016419)で使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうか確認してください。
m012016 MCFのリアルタイム統計情報の取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m015040 定義情報の解析開始要求に失敗しました。 $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤り(max_open_fdsに2016より大きい値を指定しているなど)がないかどうかを確認してください。
m015320 MCFが使用する共有メモリのセットアップに失敗しました。 システム環境定義の,静的共用メモリの総量(static_shmpool_size)に指定した値を見直してください。
m015500 チェックポイントダンプファイルの登録に失敗しました。 次のことを確認してください。
  • 前回のオンラインの終了からOpenTP1構成定義を変更していないかどうか。
  • 系切り替え機能使用時に現用系と待機系の環境が一致しているかどうか。
m015592 MCFマネジャの初期化処理に失敗しました。 TP1/NET/Libraryのインストールが正しく行われたか,またはdcsetupコマンドで$DCDIR/lib/sysconf/MCF_MID_FILEが正しく設定されているか確認してください。
m015596〜m015598
m015604
m015908
入力キューの滞留監視処理で内部エラーを検出しました。
(TP1/Message Control BAS制御)
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m015945
m015947
m01959C
OpenTP1開始中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が開始中のためMCF単独リランをしません)。 MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。
また,Windows版XMAP3 Server Runtime Version 5を使用している場合,OpenTP1開始中にMCFマッピングサービスが異常終了したときに,プロセスサービス定義のprcsvpath定義コマンドに"XMAP3 Server Runtimeインストールフォルダ\bin"が設定されているか確認してください。
m015782
m015790
OpenTP1終了中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が終了中のためMCF単独リランをしません)。
m015992 該当のサービスグループ名がMCFアプリケーション定義に指定されていないため,非常駐MHPの開始に失敗しました。 開始する非常駐MHPのサービスグループ名をMCFアプリケーション定義に指定してください。
m016410 MCFが使用する内部テーブル(XP)の初期化処理に失敗しました。 起動しようとしている通信サーバの実行モジュールが正しく作成されているか,また,定義と一致しているかを見直してください。
m016418 MCFが使用する内部テーブル(MCU)の初期化処理に失敗しました。
m016419 通信サーバ(m012005)またはアプリケーション起動サーバ(m016419)で使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうか確認してください。
m019584 OpenTP1終了中に,MCFサービスが異常終了しました(MCF単独リラン機能を使用している場合は,OpenTP1が終了中のためMCF単独リランをしません)。 MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。
m019588 MCFサービスが異常終了しましたが,MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)が指定されていないため,MCF単独リランをしません。 MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。MCF単独リラン機能を使用する場合は,MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)を指定してください。使用しない場合は,$DCDIR/lib/sysconfに登録しているMCFのシステムサービス情報定義のcriticalオペランドを削除するか,critical=Yを指定すると,このアボートコードは出力されません。critical=Nの指定でも,リラン定義(mcfmrerun)の指定がないとMCF単独リランをしません。
m01958B MCFマネジャ定義のリラン定義(mcfmrerun)-tオプションwatchtimeオペランドで指定した時間内に,MCFマネジャ配下のサーバが3回連続ダウンしました。 MCFサービスの障害メッセージに従って,エラー要因を取り除いてください。それでも対策できない場合は,コアファイルを保存して,保守員に連絡してください。
m019607
m019628
m019635
m019648
m019741
m019743
m019773

  • 直前で出力しているKFCA10190-Eメッセージの理由コードが-314の場合
    処理要求を行ったコマンドがタイムアウトしました。
  • 直前で出力しているKFCA10190-Eメッセージの理由コードが-314以外の場合
    内部エラーが発生しました。
コマンドのタイムアウト原因を確認の上,必要に応じて再度コマンドを実行してください。それでも解決しない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
上記以外でm01で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control BAS制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m02で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control SRV制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m030112
m030131
m030182
m031071
m031073
m031098
m031099
m031118
m032057
m032118
m034016
m034063
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,MCFマネジャ共通定義(mcfmcomn)の-jオプションの指定値,またはMCF通信構成共通定義(mcftcomn)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。
m034221 該当のサービスグループ名がMCFアプリケーション定義に指定されていないため,非常駐MHPの開始に失敗しました。 開始する非常駐MHPのサービスグループ名をMCFアプリケーション定義に指定してください。
m036063
m039039
m03c040
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,MCFマネジャ共通定義(mcfmcomn)の-jオプションの指定値,またはMCF通信構成共通定義(mcftcomn)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。
m03g001 MHPのスローダウンを検出しました。 MHPのサービス処理が遅延しているか,またはシステム全体が高負荷な状態であることが考えられます。OSのシステムコマンドを利用して原因を調査して対策したあとに,OpenTP1を再起動してください。また,定義内容に誤りがないか見直してください。
m03g002〜m03g009 入力キューの滞留監視処理で内部エラーを検出しました。
(TP1/Message Control LMS制御)
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
上記以外でm03で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LMS制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0400ef
m04021b
m040230
CJ(メッセージキューサーバ)の取得に失敗しました。 システムジャーナルサービス定義のjnl_max_datasizeオペランドの指定値,またはUAP共通定義(mcfmuap)の-jオプションの指定値が不足していないかどうか確認してください。
m040332 データ操作言語のCOMMIT文でエラーが発生しました。 直前に出力されているKFCA11199-Eメッセージの対策に従って対処してください。
上記以外でm04で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control UAP制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m09で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control RCV制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0a5114 通信サーバまたはアプリケーション起動サーバで使用するスタックの初期化処理に異常が発生しました。 $DCDIR/lib/sysconf/mcfの記載内容に誤りがないかどうかを確認してください。
m0a5225〜m0a5227 mcftlslnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。
(TP1/Message Control CMD制御)
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0a5230〜m0a5232 mcftonlnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。
(TP1/Message Control CMD制御)
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0a5240〜m0a5242 mcftoflnコマンドの処理で内部エラーを検出しました。
(TP1/Message Control CMD制御)
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
上記以外でm0aで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control CMD制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0dで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LMI制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m0eで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control PSV制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m16で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control LOG制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280001〜m280004
m280006〜m280099
m280101
m280104
m280106
m280108
m280109
m28010b
m28010c
m28010e
m28010f
m280112
m280114
m280115
m280119〜m280126
m280132
m280134〜m280520

  • TP1/NET/TCP/IP,またはTP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。
トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280005
  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    内部エラーを検出しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    メモリ不足またはMCF作業領域長不足が発生しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    再度メモリまたはMCF作業領域長(MCFマネジャ定義のmcfmcomn -p指定値)を見積もってください。
m280100
m280102
m280113
m280116
m280117
m280118
m280127
m280129
m280130
m280131
m280133

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    メモリ不足が発生しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    再度メモリを見積もってください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280103
  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    MCF通信サービスの通信処理で障害が発生しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    システムサービス共通情報定義の定義ファイル($DCDIR/lib/sysconf/mcfのmax_socket_descriptors)の設定値が十分か確認してください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280105
m28010a
m28010d
m280110

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    内部エラーを検出しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    メモリ不足が発生しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    再度メモリを見積もってください。
m280107
  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    MCF作業領域長不足が発生しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    再度MCF作業領域長(MCFマネジャ定義のmcfmcomn -p指定値)を見積もってください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280111
  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    サーバ型コネクションのアドレス割り当て処理に失敗しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    通信構成定義で指定したIPアドレスやポート番号が正しいかどうか,システムサービス共通情報定義のmax_socket_descriptorsの設定値が十分かどうか確認してください。また,通信構成定義で指定したポート番号をほかのプログラムが使用していないか確認してください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280128
  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    サーバ型コネクションの登録処理に失敗しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    システムサービス共通情報定義の定義ファイル($DCDIR/lib/sysconf/mcfのmax_socket_descriptors)の設定値が十分か確認してください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m280136
m280137

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    メモリ不足が発生しました。
  • TP1/NET/UDPの場合
    内部エラーを検出しました。

  • TP1/NET/TCP/IPの場合
    再度メモリを見積もってください。
  • TP1/NET/UDPの場合
    トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m29で始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control STS制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m4aで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control STC制御) トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
m5bで始まるコード MCF性能検証用トレース取得処理で内部エラーを検出しました。(TP1/Message Control PRF制御) 直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,保守員に連絡してください。
Mで始まるコード TP1/Message Queueのアボートコードです。 KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(13) nで始まるアボートコード一覧

nで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-13 nで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
namdmn1
namdmn2
namdmn3
namdmn4
namdmn5
namdmn6
namdmn7
namdmn8
namdmn9
namdmnA
namdmnB
namdmnC
namdmnD
namdmnE
namdmnF
namdmnG
namdmnK
namdmnL
namdmnM
namdmnN
namdmnO
namdmnP
namdmnQ
namadt1
namadt2
namadt3
namadt4
namadt5
namadt6
namadt7
namadt8
namadt9
namadtB
namadtC
namadtD
namadtE
namadtF
namadtG
namadtH
namadtI
ネームサービスの開始中または終了中にエラーが発生しました。 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
namdmnU ネームサービスの開始中に,マネジャノードからノードリストを受信できなかったため,マネジャノードを認識できませんでした。 KFCA00636-Eメッセージの対策に従って対処してください。
namdmnV
namdmnW
namdmnX
namdmnZ
ネームサービスの開始中または終了中にエラーが発生しました。 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1運用と操作」を参照してください。
namuti1
namuti2
namuti3
namuti4
namuti5
namuti6
namuti7
namuti8
namsrv1
namsrv2
namadh1
ネームサービス実行中にエラーが発生しました。 取得情報を退避して,すぐ保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
上記以外でnで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NAM制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(14) oで始まるアボートコード一覧

oで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-14 oで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
olkatm3 システムコールの実行に失敗しました。 内部矛盾が発生しています。保守資料を取得し,保守員に連絡してください。
olkcrit クリティカル状態のプロセスが停止しました。 OpenTP1強制停止中に出力されたメッセージであれば問題ありません。強制停止中以外に出力された場合は,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
olkcrt2 OpenTP1が以前使用していた共用メモリを参照しているため,プロセスを停止しました。 OpenTP1強制停止中,または強制停止後の再開始時に出力されたメッセージであれば問題ありません。それ以外の場合に出力されたときは,保守情報を取得して,保守員に連絡してください。
olkmk01
olkrl01
olkrl02
olkrl05
システムコールの実行に失敗しました。 KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。
olkrm01 プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。
olkrm06
olkrm07
olkrq01
olkrq05
システムコールの実行に失敗しました。 KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。
olksd01 プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。
olksd02
olksd03
プロセスメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
olksd05
olksl12
olksl13
olksl14
olksl15
olktl02
olktl05
olktl06
システムコールの実行に失敗しました。 KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。
oslpa01 プロセス開始時に,プロセスサービス定義のprc_process_count指定値(最大稼働プロセス数)を超えたため,プロセスを実行できません。 OpenTP1上で稼働するプロセス数を再検討して,プロセスサービス定義のprc_process_countの値を適正値に変更してください。
oslsy01
oslsy02
oslsy03
システムコールの実行に失敗しました。 KFCA00107-Eメッセージに従って対策してください。
上記以外でoで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base OSL制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(15) pまたはPで始まるアボートコード一覧

pまたはPで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-15 pまたはPで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
p000201 サーバ開始時にシステム障害が発生しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p000202 プロセスサーバが使用している共用メモリの内容が破壊されていました。
p000415
p000416
サーバ開始時にメモリ不足が発生しました。 メモリを見積もり直して,再度実行してください。
p000702 共用メモリの排他確保に失敗しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p000710 共用メモリの排他解除に失敗しました。
p000713
p000715
サーバ開始時に定義ファイルのオープンエラー,または入出力エラーが発生しました。
p000717 サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから実行形式ファイル名を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。 エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。
p000719 サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルからサービスグループ名を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。
p000721 サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから連続異常終了限界経過時間を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。
p000726 サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから固定プロセス実行優先度を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。
P000729 OpenTP1管理下のプロセスが異常終了し,システム続行が不可能な状態になりました。
p000733 サーバ開始時にsetgidシステムコールに失敗しました。
p000734 サーバ開始時にsetuidシステムコールに失敗しました。
p000736
p000737
p000738
サーバ開始時にメモリ不足が発生しました。 メモリを見積もり直して,再度実行してください。
p000739
p000741
サーバ開始時に定義ファイルの解析エラーが発生しました。 エラー原因を調査,対策し,再度実行してください。
p000743 サーバ開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルからプロセスの実行優先度を取得できませんでした。または,定義ファイルの内容不正です。
p000745 サーバ開始時にメモリ不足,または通信障害が発生しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p000748 サーバのexecに失敗しました。 エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。
p000749
p000750
サーバ開始時の定義情報ファイルの解析中にメモリ不足が発生しました。 メモリを見積もり直して,再度実行してください。
p001005 共用メモリの排他確保に失敗しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p002001 共用メモリの排他解除に失敗しました。
p100155 サーバ強制停止時に排他解除に失敗しました。
p100211
p100212
サーバの終了処理完了時にシステム障害が発生しました。
p200001 OpenTP1管理者のユーザID,グループIDの取得に失敗しました。
p200004 OpenTP1開始時に共用メモリの初期化に失敗しました。 エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。
p200006
p200007
OpenTP1開始時にカレントディレクトリの作成に失敗しました。
p200008 OpenTP1開始時に定義ファイルの入出力エラーが発生しました。
p200009 OpenTP1開始中に解析エラーが発生し,定義ファイルから最大同時起動プロセス数を取得できませんでした。
p200011 共用メモリプールを対応づけるのに十分なサイズ分のフリーな仮想空間がありません。 メモリを見積もり直して,再度実行してください。
p200012 システムで規定されている許容最大共用メモリアタッチ数の限度を超えています。 エラーの原因を調査,対策し,再度実行してください。
p200013 共用メモリの確保に失敗しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p200017 OpenTP1開始時にネットワーク障害が発生しました。または,定義ファイル(betranrc)中の省略できないオペランドを省略しています。または,その定義ファイル中のprc_portの値はすでに使用されている,などの理由のため使用できません。定義ファイルが誤っている場合,修正し,dcsetup -dで削除して,再度dcsetupでOS登録をしてください。
p200018 OpenTP1開始時にネームサービス情報の登録に失敗しました。
p200019
p200020
OpenTP1開始時にシグナルハンドラの登録に失敗しました。
p200024 OpenTP1開始時にネットワーク障害が発生しました。
p200051
p200052
OpenTP1開始時に共用メモリ入出力エラーが発生しました。
p210003 共用メモリの排他解除に失敗しました。
p212007 異常終了後の後処理時にメモリ不足が発生しました。 メモリを見積もり直して,再度実行してください。
p212008
p212009
共用メモリの内容が破壊されていました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p212010 サーバ異常終了後の後処理に失敗しました。
p220001 強制停止保留中のサーバプロセスがクリティカル状態を抜けたので,強制停止しました。 なし
p260000 OpenTP1が使用する共用メモリの内容が破壊されていました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
p260012 サービス情報の検索時に障害が発生しました。または,プロセスの固有メモリを確保できませんでした。または,namデーモンが開始処理中,終了処理中,または停止中です。
p260013
p21000a
p211003
p250052
プロセスサービスへの通信がタイムアウトしました。
  • watch_timeの指定値過少の場合に発生します。指定値を増加しても発生する場合は,コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
  • システム全体が高負荷,またはそのほかの理由でプロセスサービスが動作していません。環境を見直してください。環境に問題がない場合は,保守員に連絡してください。
pdlld01 共用メモリのアドレス不正を検知したため,prcdlpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理を中断しました。 コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
pdlld02 prcdlpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理の際に,環境変数(DCDIR)の取得に失敗しました。
pilod01 共用メモリのアドレス不正を検知したため,prcpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理を中断しました。
pilod02 prcpathコマンドで設定したライブラリサーチパスの引き継ぎ処理の際に,環境変数(DCDIR)の取得に失敗しました。
pmain03 dcstop -fdが入力されました。 なし
pmswp01 プロセスサービスがHAモニタ以外からSIGTERMを受信しました。 shutdown中に出た場合は問題ありません。それ以外の場合はコアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
上記以外でpで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base PRC制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Pで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base PRF制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(16) qで始まるアボートコード一覧

qで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-16 qで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
qで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base QUE制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(17) rまたはRで始まるアボートコード一覧

rまたはRで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-17 rまたはRで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
r140002
r140004
dcrpcopenが2度呼ばれた可能性があります。 dcrpcopenを2度呼んでいないか(dcrpccloseを出したあとも不可)プログラムを見直してください。それでも直らなければ,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。
r170001 プロセス固有領域のメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
r230091 送信(プロセス間通信)時にエラーが発生しました。 このエラーは,物理的通信障害,定義のmax_open_fds,max_socket_descriptors指定値不足,または一時的障害(ソフトエラー)で発生します。また,dcbindht定義コマンドの-hオプションにローカルループバックIPアドレスとなるホスト名を指定した場合も発生する可能性があります。
物理的要因を取り除いたあとも発生したり,頻繁に発生したりするときは,アボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。
r230095 不正なアドレスを使用して通信しようとしました。 メモリ破壊が発生している可能性があります。メモリ破壊をしている原因を取り除き,再度実行してください。メモリ破壊をしていない場合は,取得情報を退避し,保守員に連絡してください。取得情報については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
r320002 受信(プロセス間通信)時にエラーが発生しました。 このエラーは,通信相手のアボート,物理的通信障害,定義のmax_open_fds,max_socket_descriptors指定値不足,または一時的障害(ソフトエラー)で発生します。物理的要因を取り除いたあとも発生したり,頻繁に発生したりするときは,アボート情報を書き留め,保守員に連絡してください(コアファイルを保存してください)。
r320013
r320016
r320019
r360003
プロセス固有領域のメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
r390001 スタック・オーバフロー メインスタック量を定義ファイル(システム共通定義)で適正値に変更(チューニング)してください。
r550002 トランザクション処理でエラーが発生しました。 トランザクションサービス定義のtrn_tran_process_countを超えてトランザクションブランチを発生させようとしています。trn_tran_process_countを適正値に変更(チューニング)してください。
上記の対策をしてもこのメッセージが発生する場合は,コアファイルを保存し,保守員に連絡してください。
TP1/LiNKの場合の対策を次に示します。
TP1/LiNKの環境設定でトランザクション機能を使用しない設定をしているのに,ユーザサーバの環境設定ではトランザクション機能を使用する設定をしています。ユーザサーバの環境設定でトランザクション機能を使用しないように指定してください。
または,オンラインで同時に起動するトランザクションブランチの数がTP1/LiNKの環境設定で設定した値を超えています。オンラインで同時に起動するトランザクションブランチの数を適正値に変更(チューニング)してください。
r550004 連鎖RPC(同一トランザクション内で,2度以上同一サーバグループのサーバを応答型RPCでコールした)で,コール元がすでにアボートしたか,連鎖RPCの前回コールから3分たってもトランザクションが終了しなかった可能性があります。 もし,コール元のプロセスがアボートしていれば,このメッセージは特に問題ありません。しかし,コール元(トランザクション発生元)が正常で,このメッセージが出力されている場合は,トランザクションの開始から終了までをなるべく3分以内で終了するようにしてください。もし,上記の対策をしても,このメッセージが出力されたり,または対策できないときは,このアボート情報を書き留め,保守員に連絡してください。
r550020 キュー受信型サーバのキュー操作(システムコール)でエラーが発生しました。 ユーザサービス定義またはユーザサービスデフォルト定義に指定したgidオペランドが,OpenTP1管理者のグループIDと異なります。gidオペランドの指定を削除するか,OpenTP1管理者のグループIDを指定してください。
r550021 プロセス固有領域のメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
r550023 実行したサービス関数が応答領域を破壊しています。 サービス関数が,応答領域長(out_len)に設定した値を超えて応答領域を使用しています。応答領域長(out_len)に設定した値を超えて応答領域を使用しないよう,サービス関数を作成し直してください。または,サービス関数内で領域破壊をしている可能性があります。領域破壊をしていないか調査してください。
r900003
r900603
プロセス固有領域のメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。またはマシンで割り当てているスワップ領域を拡張してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
r902109 OpenTP1プロセスの起動処理に失敗しました。 max_open_fdsオペランドとmax_socket_descriptorsオペランドの指定値の和が,OSなどのディスクリプタの上限値を超えている可能性があります。OSなどのディスクリプタの上限値を見直してください。
r902511 環境変数DCDIRが設定されていません。 環境変数DCDIRを設定し,再度実行してください。
上記以外でrで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base RPC制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Rで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Resource Manager Monitor制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(18) sまたはSで始まるアボートコード一覧

sまたはSで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-18 sまたはSで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
sで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base STS制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Sで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SEC制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(19) tまたはTで始まるアボートコード一覧

tまたはTで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-19 tまたはTで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
t860004 トランザクションサービスを開始できないエラーが発生しました。 KFCA00955-Eメッセージの理由コードに示す対策をしてください。
t870000 トランザクションサービスのCDを取得できません。 以前に障害メッセージが出力されていれば,そのメッセージに従って対策してください。
tb03002
td00002
プロセスメモリが不足しています。 プロセス数を見直してください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。
tmlA700 UAPに登録されているリソースマネジャはOpenTP1システムに登録されていません。 trnlsrmコマンドでUAP,およびOpenTP1システムに登録されているリソースマネジャを確認して,対策後,UAPを再起動してください。
trnTCTb
trnTBRb
trnTRCb
trnTRHb
trnTRMb
trnTTRb
trnTWKb
共用メモリ破壊が発生しました。 UAPで使用している領域を見直してください(特にdc_rpc_callの受信バッファ,リソースマネジャ使用時の入力領域,mallocなどで確保した領域)。UAPに問題がない場合は,保守員に連絡してください。
trnTPPb
trnTPSb
trnTPTb
プロセスメモリ破壊が発生しました。
trnXXXX(XXXXは上記以外の英数字) トランザクション実行時,トランザクション制御続行不可能な事象が発生したため,該当するプロセスをアボートさせます。 トランザクションを実行していたプロセスのアボート後,トランザクション回復プロセスでトランザクションを回復します。システム共通定義で指定したwatch_timeの3倍の時間が経過してもトランザクションが回復されない場合は,保守員に連絡してください。
上記以外でtで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TRN制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Tで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base TRP制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(20) Uで始まるアボートコード一覧

Uで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-20 Uで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
Uで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base RTS制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(21) vまたはVで始まるアボートコード一覧

vまたはVで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-21 vまたはVで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
va10003 クライアントサービス定義のparallel_countまたはcup_parallel_countの指定が不正です。 常設プロセス数を最大プロセス数より大きく指定しています。指定値を修正し,再度実行してください。
va10074 連鎖RPC実行中に,常設コネクション問い合わせ間隔最大時間が満了しました。 常設コネクション問い合わせ間隔最大時間に指定する値を見直してください。常設コネクション問い合わせ間隔最大時間は,クライアント環境定義DCCLTINQUIRETIMEに指定します。
va10105
va10106
トランザクション処理の同期点を取得する際,CUPとの通信でネットワーク障害が発生した可能性があります。または,メモリが不足しています。 ネットワークの状態を見直して,問題があれば対策してから再度実行してください。問題がなければ保守員に連絡してください。または,メモリを見積もり直して,再度実行してください。
va10107 トランザクション問い合わせ間隔最大時間が満了しました。または,メモリが不足しています。 トランザクション問い合わせ間隔最大時間に指定する値を見直してください。トランザクション問い合わせ間隔最大時間は,クライアント環境定義DCCLTTRWATTMに指定します。または,メモリを見積もり直して,再度実行してください。
va10142 プロセスメモリが不足しています。
または,クライアントへの応答電文送信時にエラーが発生しました。
メモリを再度見積もるか,または送信が失敗した原因を調査してください。
送信が失敗した原因として,クライアントとの最大応答待ち時間の設定の違いが考えられます。対策できない場合は,このアボート情報を保存して,保守員に連絡してください。
va10208 CUP実行プロセス,またはトランザクショナルRPC実行プロセスの起動に失敗しました。 ほかにメッセージが出力されている場合は,それに従って対処してください。対処できない場合は,このアボート情報を保存して,保守員に連絡してください。
va10301 プロセスメモリが不足しています。 再度メモリを見積もってください。
va10302 ネットワーク障害が発生しました。 ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから再度実行してください。
va10303 クライアント拡張サービス開始時に定義ファイルの解析エラーが発生しました。 エラーの原因を調査し,対策してから再度実行してください。
va10350 クライアントサービス定義の,次のどちらかの値が65,535を超えています。
  • cltcon_portの指定値とcup_parallel_countの指定値との合計
  • clttrn_portの指定値とparallel_countの指定値との合計
指定値を修正し,再度実行してください。
上記以外でvで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CLT制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Vreco01 rapクライアントが使用可能なコネクション数の上限に達しましたが,連鎖RPCを実行中のため,解放できるコネクションがありません。 flagsにDCNOFLAGSを指定したdc_rpc_call関数を呼び出して,明示的に連鎖RPCを終了してください。
Vrext03 連鎖RPCを正常に終了しないまま,リモートAPI機能のコネクションが解放されました。 連鎖RPCを終了しないでリモートAPI機能のコネクションを切っている処理がないか,クライアントAPを見直してください。
Vslbs99 rapリスナーがダウンしたため,rapサーバを再起動します。 なし
Vslis02 リモートAPI機能の初期化処理に失敗しました。ワークディレクトリの作成に失敗した可能性があります。 rapリスナーサービス定義のuidオペランドを見直してください。
上記以外でVで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base SCS制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(22) wまたはWで始まるアボートコード一覧

wまたはWで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-22 wまたはWで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
wで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Online Tester制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
Wmsq009
Wmsq010
静的共用メモリが不足しています。 システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランドの指定値を増やしてください。
Wshm02
Wshm03
OpenTP1が存在するドライブのファイルシステムが容量を超えているため,共用メモリ用のファイルを作成することができません。 不要なファイルを削除してください,または,システム環境定義のstatic_shmpool_sizeオペランド,dynamic_shmpool_sizeオペランドの指定値を小さくしてください。
Wsig06 メモリが不足しています。 仮想メモリのページファイルサイズを見積もり直して,TP1/LiNKを再び開始してください。
Wsig10 仮想メモリが不足しています。 Windows環境の仮想メモリを増やしてください。
Wsig21 不正なexeファイル(16bitアプリケーションなど)がユーザサーバとして指定された可能性があります。 exeファイルが正しく実行できるかどうかを調査してください。ユーザサーバには正しく実行できる32bitアプリケーションを指定してください。
上記以外でWで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NTS制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(23) xまたはXで始まるアボートコード一覧

xまたはXで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-23 xまたはXで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
xで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CRM制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。
X629310 メモリ不足,またはTP1/NET/Libraryのバッファ長が足りないため,送信応答電文を送信できません。 メモリを再度見積もるか,またはTP1/NET/Library共通定義のnetbuff値を定義し直してください。
X74ce03 XATMI通信サービスの起動に失敗しました。 XATMI通信サービスでメッセージが出力されている場合は,そのメッセージに従って障害を取り除いてください。
そうでない場合は,TP1/NET/OSI-TP-Extendedが正しくインストールされているか,または障害が発生していないか確認してください。
上記以外でXで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base CRM制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(24) Yで始まるアボートコード一覧

Yで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-24 Yで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
Yで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/Server Base NTB制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。

(25) zで始まるアボートコード一覧

zで始まるアボートコードについて,次の表に示します。

表15-25 zで始まるアボートコード一覧

アボート
コード
原因 対策
zdm0403 TAMサービス定義ファイルのオープンが異常終了しました。またはTAMサービス定義のtam_max_tblnumが省略されています。 TAMサービス定義ファイルのオープンが異常終了している(先にメッセージが出力されている)場合,TAMサービス定義ファイルがあるか確認してください。TAMサービス定義のオープンが正常終了している場合,tam_max_tblnumの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。
zdm0404 TAMサービス定義のtam_max_filesizeが省略されています。 tam_max_filesizeの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。
zdm0405 TAMサービス定義のtam_max_recsizeが省略されています。 tam_max_recsizeの値を確認してください。設定されている場合,保守員に連絡してください。
zla2000
zla2001
zla2002
zla2003
zxa1120
zxa1121
zxa1122
zxa1620
zxa1621
zxa1622
zxa2000
zxa2100
TAMテーブルが管理するトランザクション情報(共用メモリ内)が破壊されています。 TAMテーブルにアクセスするトランザクションで非同期応答型RPC,非応答型RPCを使用していないかどうか確認し,非同期応答型RPC,非応答型RPCを使用しないようにしてください。
使用していない場合,保守員に連絡してください。
上記以外でzで始まるコード 内部エラーを検出しました。(TP1/FS/Table Access制御) KFCA00105-Eメッセージの直前に出力されたエラーメッセージが原因となっているおそれがあります。そのメッセージの対策に従って対処してください。
直前にメッセージが出力されていない場合や,対処できない場合は,トラブルシュート情報を収集して,保守員に連絡してください。