分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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KFCA00107-E

"aa....aa(bb....bb)"failed.errno=cc....cc:dd....dd  (E)

OpenTP1内で発行したシステムコールで,エラーが発生しました。
aa....aa:システムコール名(15文字以内の半角英数字)
bb....bb:任意情報。システムコールを呼び出したモジュール,または関数名,システムコールへの引数の内容,OpenTP1ファイルシステム名など。(63文字以内の半角英数字)
cc....cc:システムコールエラー時のerrno値(3けた以内の10進形式)
errno値と対策を表に示します。
dd....dd:システムコールエラーの内容
(S)障害の重要度によって,以下のどれかの処置をとります。
  • 処理を打ち切り,プロセスを異常終了させます。
  • 処理を打ち切り,実行中サービスの呼び出し元へリターンします。
  • そのまま処理を続行します。
(O)システムコール名とerrno値をもとに,該当するマニュアルで原因を調査してください。
コアファイルが出力されている場合は,そのコアファイルを保存し,OpenTP1管理者に連絡してください。
〔対策〕errno値一覧を見て対策してください。コアファイルが出力されている場合は,そのファイルを保存して,OpenTP1管理者に連絡してください。
errno値 意味 対策
EMFILE 該当するプロセスでオープンしたファイル数が,OpenTP1の規定の上限値を超えました。 エラーが発生したプロセスのmax_open_fds指定値,およびmax_socket_descriptors指定値,ならびにOSのプロセスがオープンできるファイルの最大数を見直し,必要に応じて変更してください。
システムコール名がshmatの場合,プロセスでアタッチできる共用メモリセグメント数がOSの上限値を超えています。OSの共用メモリに関するパラメタを変更してください。
ENFILE ノード上にあるプロセスからのオープン要求が,OSの規定の最大値を超えました。 OSの定義を見直し,必要に応じて変更したあと,OSの定義を再作成してください。
ENOLCK ノード上にあるプロセスからのファイルロック要求が,OSの規定の最大値を超えました。
上記以外 システムコール名とerrno値を基に,該当するマニュアルで原因を調査し,UAPの修正,システム定義を変更,またはOSの定義を再作成してください。
(凡例)−:該当しません。