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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス COBOL言語編


CBLDCXAT('CONNECT ')

〈このページの構成〉

名称

アソシエーションの確立

形式

PROCEDURE DIVISION の指定

CALL  'CBLDCXAT'  USING 一意名1

DATA DIVISION の指定

01 一意名1.
   02 データ名A  PIC X(8) VALUE 'CONNECT '.
   02 データ名B  PIC X(5).
   02 FILLER    PIC X(3).
   02 データ名Z  PIC S9(9) COMP VALUE ZERO.
   02 データ名C  PIC X(9).
   02 FILLER    PIC X(3).
   02 データ名D  PIC X(9).

機能

データ名Cに設定したXATMI通信サービスに,データ名Dに設定したアソシエーションの確立を要求します。

CBLDCXAT('CONNECT ')は,相手システムにアソシエーションの確立要求を送信してからリターンします。アソシエーション確立の通知は,CBLDCXAT('CONNECT ')では受け取れません。

CBLDCXAT('CONNECT ')は,TP1/NET/OSI-TP-Extendedを使ったOSI TP通信をするときにだけ使えます。

CBLDCXAT('CONNECT ')は,トランザクションの処理の範囲からでも範囲外からでも呼び出せます。

UAPで値を設定するデータ領域

●データ名A

アソシエーションの確立を示す要求コードを「VALUE 'CONNECT△'」と設定します。

●データ名C

アソシエーションの確立を要求する先のXATMI通信サービス名を設定します。XATMI通信サービス名として,XATMI通信サービス定義ファイル名(_xatc)を設定します。文字列の最後には空白を設定してください。

●データ名D

確立するアソシエーション名を設定します。アソシエーション名として,TP1/NET/OSI-TP-Extendedの定義のプロトコル固有定義 nettalccnオペランドの-cオプションに指定したコネクション名を設定します。文字列の最後には空白を設定してください。

●データ名Z

0を設定します。

OpenTP1から値が返されるデータ領域

●データ名B

ステータスコードが,5けたの数字で返されます。

ステータスコード

ステータスコード

意味

00000

正常に終了しました。

04570

データ名に設定した値が間違っています。

04571

メモリが不足しました。

04572

CBLDCRPC('OPEN ')を呼び出していません。

04575

XATMI通信サービスのアドレス情報を取得できません。

04576

XATMI通信サービスは終了処理中です。

04577

XATMI通信サービスへの送信時に,サービス要求が失敗しました。

04578

XATMI通信サービスからの受信時に,サービス要求が失敗しました。コネクション確立要求がXATMI通信サービスで実行している可能性があります。

04580

設定したアソシエーション名を定義していません。

04581

アソシエーションはすでに確立しています。

04582

アソシエーションは確立処理中です。

04583

アソシエーションは解放処理中です。

04584

アソシエーションは着呼モードのため,確立できません。