CBLDCTRN('BEGIN ')
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形式
PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLDCTRN' USING 一意名1
DATA DIVISIONの指定
01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'BEGIN '. 02 データ名B PIC X(5).
機能
グローバルトランザクションを,CBLDCTRN('BEGIN ')を呼び出したプロセスから開始します。トランザクションを開始したプロセスは,グローバルトランザクションのルートトランザクションブランチになります。
トランザクションを開始するUAPは,実行環境の設定でトランザクション属性を指定しておいてください。また,すでにトランザクションを開始しているグローバルトランザクションの中では,どのトランザクションブランチからもCBLDCTRN('BEGIN ')は呼び出せません。一つのグローバルトランザクション中で重複して呼び出した場合はエラーリターンします。
UAPで値を設定するデータ領域
●データ名A
トランザクションの開始を示す要求コードを「VALUE 'BEGIN△△△'」と設定します。トランザクションを開始したあとの処理でも,この内容は変化しません。
OpenTP1から値が返されるデータ領域
●データ名B
ステータスコードが,5けたの数字で返されます。
ステータスコード
ステータスコード |
意味 |
---|---|
00000 |
正常に終了しました。グローバルトランザクションが開始して,CBLDCTRN('BEGIN ')を呼び出したプロセスはその範囲に含まれています。 |
00905 |
サービスプログラムは正しくないコンテクスト(例えば,すでにトランザクション内にいる)からサービス要求されました。または,実行環境がジャーナルファイルレスモードのため,トランザクションは開始できませんでした。 |
00906 |
リソースマネジャ(RM)でエラーが起こりました。トランザクションは開始できませんでした。 |
00907 |
トランザクションサービスでエラーが起こったので,トランザクションは開始できませんでした。トランザクションサービス定義のtrn_tran_process_countオペランドの指定値が不足している可能性があります。 このステータスコードが戻った場合は,再び実行すれば成功する可能性が高いので,再実行してください。 |
00908 |
要求コード(データ名A)が間違っています。 |
指定例
01 MISC. 02 CMD-CODE PIC X(8). 02 STATUS-CODE PIC X(5). : : MOVE 'BEGIN' TO CMD-CODE OF MISC. CALL 'CBLDCTRN' USING MISC. IF STATUS-CODE OF MISC NOT EQUAL TO '00000' THEN MOVE 'CANNOT BEGIN TRANSACTION' TO ERRMSG OF OUT-ERROR-REC WRITE OUT-ERROR-REC END IF.