1.3.4 stbmake(XATMIインタフェース用スタブの作成 TCP/IP通信)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
stbmake 〔-x〕〔-b〕〔-S スタブソースファイル名〕 〔-H スタブヘッダファイル名〕 〔-i インクルードファイルのサーチパス名〕 〔-m サーバの定義ファイルのサーチパス名〕〔-p〕 定義ファイル名
(2) 機能
XATMIインタフェースの通信をTCP/IP通信で使う場合に必要な,XATMI用スタブのソースファイルを作成します。stbmakeコマンドは,XATMIインタフェース定義ファイルを基に,次に示すファイルを出力します。
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XATMIスタブソースファイル
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XATMIスタブヘッダファイル(C言語で作成したUAPで使います)
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XATMIスタブコピーファイル(COBOL言語で作成したUAPで使います)
XATMIインタフェースとOpenTP1のリモートプロシジャコールの両方を使うUAPを作成する場合は,stbmakeコマンドについて「付録A OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースのAPIを併用する場合」を参照してください。
(3) オプション
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-x
XATMIインタフェースを使うUAPのスタブを作成することを示します。-xオプションは,省略できます。
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-b
COBOL言語で作成したUAPで使う,XATMIスタブコピーファイルを作成するときに指定します。このオプションを省略すると,XATMIスタブコピーファイルは出力されません。
XATMIスタブコピーファイルは,サブタイプ名に ".cbl" が付いた名称で出力されます。COBOL言語のXATMIインタフェースでは,レコード型にX_C_TYPEは使えません。XATMIインタフェース定義にX_C_TYPEを指定した場合,stbmakeコマンドに-bオプションを指定して実行するとエラーリターンします。
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-S スタブソースファイル名 〜〈パス名〉
作成するXATMIスタブソースファイルのファイル名を指定します。ファイル名には,相対パス名,絶対パス名を使えます。
-Sオプションを省略すると,カレントディレクトリにXXXXX_stbx.cという名称でXATMIスタブソースファイルが作成されます。
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-H スタブヘッダファイル名 〜〈パス名〉
作成するXATMIスタブヘッダファイルのファイル名を指定します。ファイル名には,相対パス名,絶対パス名を使えます。
-Hオプションを省略すると,カレントディレクトリにXXXXX_stbx.hという名称でXATMIスタブヘッダファイルが作成されます。
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-i インクルードファイルのサーチパス名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイルの#include文に指定したインクルードファイル名を,サーチパスで指定します。-iオプションで指定したディレクトリから,インクルードファイルを探します。
-iオプションを省略した場合は,コマンドを実行したカレントディレクトリから探します。
-iオプションを指定できるのは,1回だけです。複数のサーチパスを指定したい場合は,複数のパスをコロン(:)で区切って指定します。複数のサーチパスを指定した場合は,-iオプションの引数に記述した順番で,パスが検索されます。
サーチパスを指定するときは,英数字,アンダスコア(_),スラント(/),およびピリオド(.)を使ってください。
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-m サーバの定義ファイルのサーチパス名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイルのcalled_servers文に指定したサーバの定義ファイル名を,サーチパスで指定します。-mオプションで指定したディレクトリから,インクルードファイルを探します。
-mオプションを省略した場合は,コマンドを実行したカレントディレクトリから探します。
サーチパスを指定するときは,英数字,アンダスコア(_),スラント(/),およびピリオド(.)を使ってください。
-mオプションを指定できるのは,1回だけです。複数のサーチパスを指定したい場合は,複数のパスをコロン(:)で区切って指定します。複数のサーチパスを指定した場合は,-mオプションの引数に記述した順番で,パスが検索されます。
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-p
型付きレコードのメモリ内での配置状態を,標準出力に出力する場合に指定します。オンラインテスタを使う場合で,XATMIで使う構造体の各メンバが,メモリ内でどのように配置されているかを知りたいときに,-pオプションを指定します。
-pオプションを指定した場合は,stbmakeコマンドはファイルを作成しません。そのため,-Sオプションおよび-Hオプションに出力ファイルを指定しても無視されます。-mオプションおよび-iオプションはファイルを検索するため,必要に応じて指定しておいてください。
(4) コマンド引数
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定義ファイル名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイル名を指定します。このファイル名は,サフィックスが ".def" であることが前提です。