1.3.3 XATMIインタフェース用スタブのソースファイルの作成
作成したXATMIインタフェース定義ファイルから,XATMI用のスタブを作成します。
スタブを作成するときは,XATMIインタフェース定義を格納したファイル(XATMIインタフェース定義ファイル)を作成して,スタブを生成するコマンドを実行します。スタブを生成するコマンドを,次に示します。
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TCP/IP通信をするUAPの場合:stbmakeコマンド
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OSI TP通信をするUAPの場合:tpstbmkコマンド
クライアントUAPとサーバUAPのそれぞれに,次に示す方法でスタブを作成してください。
(1) stbmakeコマンドまたはtpstbmkコマンドで作成されるファイル
コマンドを実行すると,次の三つのファイルが作成されます(XXXXXは,XATMIインタフェース定義ファイルのサフィックス ".def" を除いた名称です)。
ファイル名の長さは,最大255文字です。ただし,OSの制限で255文字まで指定できないことがあります。
ファイルを作成するディレクトリ,およびファイル名は,コマンドのオプションで変更できます。
(a) XATMIスタブソースファイル
XATMI用スタブソースファイルは,C言語のコンパイラで翻訳して,UAPのオブジェクトファイルに結合させます。
(b) XATMIスタブヘッダファイル
作成されたXATMIスタブヘッダファイルは,UAPのソースファイルおよびXATMIスタブソースファイルにインクルードされます。
(c) XATMIスタブコピーファイル
作成されたXATMIスタブコピーファイルは,COBOL言語で作成したUAPからCOPY文で呼び出されます。XATMI用スタブコピーファイルによって,型付きレコードが使えるようになります。