namunavl
形式
namunavl { -l | 〔-g〕-n "ノード名"〔,"ノード名"…〕}
機能
このオペランドの引数に指定したノード上で起動するOpenTP1からの起動通知情報を,強制的に無効化します。このコマンドを使用すると,通信先からの起動通知を受け取らない場合でも,コマンド実行後は新たにコネクションを確立し直すため,正常に通信できるようになります。
オプション
●-l
このオプションが指定された場合,OpenTP1起動時に通信障害となって起動通知できなかったIPアドレスを出力します。出力されたIPアドレスには起動通知されていないため,そのIPアドレスで起動するOpenTP1では正常に通信できなくなる場合があります。その場合には,通信できなくなったOpenTP1でnamunavlコマンドを実行する必要があります。
起動通知が通信障害となっているかどうかは,システムログ中のKFCA00642-Wメッセージが出力されているかどうかで判断できます。
●-g
このオプションが指定された場合,再確認メッセージ(KFCA00644-R)の出力を抑止します。
●-n "ノード名"〔,"ノード名"…〕 〜〈1〜255文字の識別子〉
起動通知された情報(通知時刻)を無効化するOpenTP1が起動するノード名を指定します。このオプションを省略することはできません。また,繰り返して指定することもできません。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA33619-E |
ネームサービス起動中のため,(namunavl)コマンドが受け付けられません |
標準エラー出力 |
注意事項
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namunavlコマンドは,システム共通定義のname_notifyオペランドの値とは関係なく,OpenTP1動作中にだけ実行できます。
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namunavlコマンドに指定できるノード名は,実行するノードでのシステム共通定義のall_nodeオペランドまたはall_node_exオペランドに指定されているノードだけです。誤って現在通信しているOpenTP1のノード名を指定した場合には,正常に通信できなくなることがあるので注意してください。
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正常に動作中のノード,または正常に通信できるノードをnamunavlコマンドの-nオプションの引数に設定しないでください。ノードA上で正常に動作中のノードBをnamunavlコマンドの-nオプションの引数に指定した場合,ノードB上で,namunavlコマンドの-nオプションにノードAを指定して実行してください。
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同じIPアドレスを使用するノードをシステム共通定義のall_nodeオペランド,またはall_node_exオペランドに複数指定している場合,それらのノードをnamunavlコマンドに指定しないでください。
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ノード自動追加機能を使用しているノードでnamunavlコマンドに指定できるノード名は,ノードリストに登録されているIPアドレス,およびシステム共通定義のall_node_exオペランドに登録されているノードだけです。