namblad
形式
namblad {-a|-d} ノード名〔:ポート番号〕〔,ノード名〔:ポート番号〕…〕
機能
コマンドに指定したノードをRPC抑止リストに登録,またはRPC抑止リストから削除します。
オプション
●-a
コマンド引数に指定したノードをRPC抑止リストに登録します。
●-d
コマンド引数に指定したノードをRPC抑止リストから削除します。
コマンド引数
●ノード名 〜〈1〜255文字の識別子〉
RPC抑止リストに登録または削除を行うノード名を指定します。システム共通定義のall_nodeオペランド,または$DCCONFPATH/dcnamnd下のドメイン定義ファイルに指定したノード名を指定してください。all_nodeオペランドに指定していないノード名を指定した場合は,エラーが発生し,KFCA00675-Eメッセージが出力されます。
●ポート番号 〜〈符号なし整数〉((5001〜65535))
システム共通定義,および$DCCONFPATH/dcnamnd下に作成したドメイン定義ファイルのall_nodeオペランドに指定したノード名に対応するポート番号を指定してください。ポート番号を省略した場合,システム共通定義のname_portオペランドの指定値が仮定されます。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA00674-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA00675-E |
指定したノードはall_nodeに定義されていません |
標準エラー出力 |
KFCA00676-E |
指定したノードが重複しています |
標準エラー出力 |
KFCA33618-W |
ノードリストファイルが他プロセスで使用中です |
標準エラー出力 |
KFCA33619-E |
ネームサービス起動中のため,(namblad)コマンドが受け付けられません |
標準エラー出力 |
注意事項
-
UAPで実行するRPC処理と,このコマンドが同時に動作した場合,UAPで実行したRPCの性能に影響を及ぼすことがあります。
-
-aオプションを指定すると,コマンドに指定したノードをRPC抑止リストに登録します。ネームサービスがコマンドに指定したノードの起動を検知すると,RPC抑止リストから起動を検知したノードを削除することがあります。その場合,削除されたノードがRPC抑止リストに登録されていないと,namsvinfコマンドなどの表示情報で表示されるときがあります。
-
このコマンドを実行した場合,コマンドに指定したノード上で稼働しているサービスグループのサービス情報がキャッシュから削除されます。このとき,次の現象が起きます。
- コマンドを実行したノードや,ほかのノード上で同一のサービスグループが動作している場合
-
nambladコマンドやネームサービスから実行されるRPC抑止リストからの削除が行われても,最大30分間,該当するノード上で動作しているサービスグループにRPC処理が実行されないことがあります。
- コマンドを実行したノードや,ほかのノード上で同一のサービスグループが動作していない場合
-
nambladコマンドやネームサービスから実行されるRPC抑止リストからの削除が行われたとき,そのあとに実行したRPCでサービス情報を検索します。そのため,RPCの性能に影響を及ぼすことがあります。
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ノード自動追加機能を使用しているノードでnambladコマンドに指定できるノード名は,ノードリストに登録されているIPアドレスだけです。なお,ノードリストに登録されていないノードをnambladコマンドに指定した場合,KFCA00675-Eメッセージが出力されます。