namalivechk
形式
namalivechk {-l|-c} 〔-t コネクト確立監視時間〕
機能
システム共通定義のall_nodeオペランド,およびall_node_exオペランドに指定されたOpenTP1ノードのうち,-lオプションで表示されたOpenTP1ノードを対象に起動を確認します。ノード自動追加機能を使用しているOpenTP1ノードでは,ノードリストおよびシステム共通定義のall_node_exオペランドに登録されているOpenTP1ノードを対象に,起動を確認します。
起動を検出できなかったOpenTP1ノード名をエラーログファイル,標準エラー出力,およびsyslogファイルに出力します。さらに,起動を検出できなかったOpenTP1ノードのすべてのサービス情報をキャッシュから削除し,そのノードとのコネクションを切断します。
OpenTP1が動作中のときだけこのコマンドを実行できます。
オプション
●-l
起動確認対象になるすべてのOpenTP1ノードのサービス情報を標準エラー出力へ出力します。起動確認対象になるOpenTP1ノードは,システム共通定義のall_nodeオペランドのうちOpenTP1が未起動を検知していないOpenTP1ノード,およびall_node_exオペランドに指定されたOpenTP1ノードです。
このオプションは,-cオプションと同時に指定することはできません。
●-c
-lオプションで表示されるOpenTP1ノードの起動を確認します。起動を確認した結果,起動を検出できなかったOpenTP1ノードの情報をエラーログファイル,および標準エラー出力へ出力します。また,システム共通定義のall_nodeオペランドに指定したOpenTP1ノードで,起動を検出できなかったOpenTP1ノードをRPC抑止リストへ登録します。さらに,これらのOpenTP1ノードとシステム共通定義のall_node_exオペランドに指定したOpenTP1ノードのサービス情報をキャッシュから削除します。RPC抑止リストとは,OpenTP1システムが,未起動のOpenTP1ノードの情報を保持しているリストです。
このオプションは,-lオプションと同時に指定することはできません。
●-t コネクション確立監視時間 〜〈符号なし整数〉((1〜65535))《8》(単位:秒)
このオプションで指定した時間内に起動を確認できないOpenTP1ノードは,未起動と判断します。範囲外の値を指定した場合,8秒が仮定されます。
出力形式
●namalivechk -lを実行した場合
No.| 起動確認ノード | ポート番号 aaa|bb....bb | ccccc
-
aaa:OpenTP1ノード項目番号(整数3文字以内)
-
bb....bb:起動確認対象のOpenTP1ノード名(英数字32文字以内)※
-
ccccc:起動確認対象のOpenTP1ノードのポート番号(整数5文字以内)
●namalivechk -cを実行した場合
No.| 起動未検出ノード | ポート番号 aaa|bb....bb | ccccc
-
aaa:OpenTP1ノード項目番号(整数3文字以内)
-
bb....bb:起動を検出できないOpenTP1ノード名(英数字32文字以内)※
-
ccccc:起動を検出できないOpenTP1ノードのポート番号(整数5文字以内)
- 注※
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次のIPアドレスを出力します。
- ノード自動追加機能を使用していない場合
-
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システム共通定義のall_nodeオペランド,またはドメイン定義ファイルに指定しているノード
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システム共通定義のall_node_exオペランド,またはドメイン定義ファイルに指定しているノード
-
- ノード自動追加機能を使用している場合
-
-
ノードリストに登録されているノード(自ノードを除く)
エージェントノードの場合,先頭行にはマネジャノードを出力します。出力するマネジャノードのIPアドレスは,システム共通定義のname_manager_nodeオペランドに指定したノード,またはnammstrコマンドでマネジャに昇格したノードのIPアドレスです。
-
システム共通定義のall_node_exオペランド,またはドメイン定義ファイルに指定しているノード
-
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA33618-W |
ノードリストファイルが他プロセスで使用中です |
標準エラー出力 |
KFCA33619-E |
ネームサービス起動中のため,(namalivechk)コマンドが受け付けられません |
標準エラー出力 |
注意事項
同じIPアドレスを使用するノードをシステム共通定義のall_nodeオペランド,またはall_node_exオペランドに複数指定している場合,namalivechkコマンドは実行しないでください。