rpcmrg
形式
rpcmrg RPCトレースファイル名 〔RPCトレースファイル名〕…
機能
指定した複数のRPCトレースファイルのトレース情報は時系列に並べられ,RPCトレースファイルの形式で標準出力に出力されます。
指定した複数のRPCトレースファイルに同じトレース情報がある場合は,重複した情報を削除します。
コマンド引数
●RPCトレースファイル名 〜〈パス名〉
マージするRPCトレースファイルの名称を指定します。次のどれかの名称を指定してください。
-
システム共通定義,またはユーザサービス定義のrpc_trace_nameで指定したファイルの名称
-
rpcmrgコマンドの実行結果を格納したファイルの名称
-
-rオプション指定のrpcdumpコマンドの実行結果を格納したファイルの名称
なお,パス名に含まれるRPCトレースファイルの名称(デフォルト:rpctr)の最大長は,13文字です。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA00308-E |
RPCトレースファイルにデータがありません |
標準エラー出力 |
KFCA00310-E |
指定したRPCトレースファイルはありません |
標準エラー出力 |
KFCA00312-E |
RPCトレースファイルに対するアクセスエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA00350-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA00352-E |
RPCトレースファイルのデータが正しくありません |
標準エラー出力 |
注意事項
-
各OpenTP1で管理している時刻がずれている場合,実際に取得した順序と異なる順序にトレース情報が並べられることがあります。
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次に示す条件を満たす場合,rpcmrgコマンドが何も出力しない,または出力情報に抜けが発生します。
システム共通定義,ユーザサービスデフォルト定義,またはユーザサービス定義に指定したrpc_trace_sizeオペランドの指定値よりも大きい電文が送受信された場合,または指定した複数のRPCトレースファイルにまたがって電文が出力された場合。