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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


4.1.1 ネットワークコミュニケーション定義とファイル名

ネットワークコミュニケーション定義は,テキストエディタを使用して定義ソースファイルを作成し,定義ソースファイルから定義オブジェクトファイルを生成します。この定義オブジェクトファイルをOpenTP1システムに登録します。

定義オブジェクトファイルの名称は,表4-1および表4-2の形式に従って指定します。そのファイル名を,表4-1および表4-2の定義コマンドであらかじめ登録しておきます。

定義ソースファイルの詳細については,「5. ネットワークコミュニケーション定義の詳細」を参照してください。

定義オブジェクトファイルの生成については,「4.3 定義オブジェクトファイルの生成」を参照してください。

表4‒1 ネットワークコミュニケーション定義を登録するファイル名(その1)

定義名

定義ソースファイルの数

定義オブジェクトファイル名※1

指定する定義コマンド名

(定義名)

MCFマネジャ定義

各定義につき一つ

$DCCONFPATH/_mu……※2

dcsvstart -m(システムサービス構成定義)

MCF通信構成定義

各定義につき二つ

$DCCONFPATH/_mu……※2

mcfmcname -s(MCFマネジャ定義)

MCFアプリケーション定義

各定義につき一つ

$DCCONFPATH/任意

mcftenv -a(MCF通信構成定義)

注※1

ノード内で一意となる名称を指定してください。

注※2

先頭3文字が'_mu'で始まるファイル名を指定してください。

表4‒2 ネットワークコミュニケーション定義を登録するファイル名(その2)

定義名

定義ファイル名(完全パス名)

指定する定義コマンド名(定義名)

システムサービス情報定義

$DCDIR/lib/sysconf/定義ファイル名※1

mcfmcname -s(MCFマネジャ定義)

システムサービス共通情報定義

$DCDIR/lib/sysconf/mcf※2

指定する定義コマンドはありません。

MCF性能検証用トレース定義

$DCCONFPATH/_mc

指定する定義コマンドはありません。

注※1

定義ファイル名には,システムサービス情報定義のmoduleオペランドで指定する実行形式プログラム名(先頭4文字が'mcfu'で始まる定義ファイル名)を指定してください。

注※2

標準値が定義されているファイルが,あらかじめ用意されています。必要に応じて定義値を変更してください。