ユーザサービスデフォルト定義
- 〈このページの構成〉
形式
set形式
〔set nice=プロセスの優先順位の変更〕 〔set parallel_count=常駐プロセス数〔,最大プロセス数〕〕 〔set hold=Y|N〕 〔set hold_recovery=Y|N〕 〔set deadlock_priority=デッドロックの優先順位〕 〔set schedule_priority=スケジュールの優先順位〕 〔set message_buflen=最大メッセージ長〕 〔set message_store_buflen=メッセージ格納バッファプール長〕 〔set trn_expiration_time=トランザクションブランチ限界経過時間〕 〔set trn_expiration_time_suspend=Y|N|F〕 〔set watch_next_chain_time=連鎖RPC間隔監視時間〕 〔set atomic_update=Y|N〕 〔set receive_from=queue|socket|none〕 〔set uap_trace_max=UAPトレース格納最大数〕 〔set uap_trace_file_put=Y|N〕 〔set term_watch_time=連続異常終了限界経過時間〕 〔set mcf_jnl_buff_size=MCFのジャーナルバッファの大きさ〕 〔set type=other|MHP〕 〔set balance_count=1プロセスが処理するサービス要求数〕 〔set uid=ユーザ識別子〕 〔set auto_restart=Y|N〕 〔set critical=Y|N〕 〔set lck_wait_priority=排他待ちの優先順位〕 〔set mcf_psv_id=アプリケーション起動プロセス識別子〕 〔set trn_cpu_time=トランザクションブランチCPU監視時間〕 〔set service_hold=Y|N〕 〔set service_priority_control=Y|N〕 〔set message_cell_size=スケジュールメッセージ格納セル長〕 〔set max_socket_msg=ソケット受信型サーバ受信メッセージ数の最大値〕 〔set max_socket_msglen=ソケット受信型サーバ受信メッセージ長の最大値〕 〔set trf_put=Y|N〕 〔set mcf_mgrid=アプリケーション起動プロセスの属するMCFマネジャ識別子〕 〔set mcf_service_max_count=MCF通信関数発行回数上限値〕 〔set trn_statistics_item=統計情報項目〔,統計情報項目〕…〕 〔set node_down_restart=Y|N〕 〔set rpc_response_statistics=Y|N〕 〔set server_type="betran"|"xatmi"|"xatmi_cbl〕 〔set trn_rm_open_close_scope=process|transaction〕 〔set trn_optimum_item=トランザクション最適化項目 〔,トランザクション最適化項目〕…〕 〔set purge_msgget=Y|N〕 〔set cancel_normal_terminate=Y|N〕 〔set prc_abort_signal=アボート用シグナル番号〕 〔set rpc_service_retry_count=サービスのリトライ回数の最大値〕 〔set rpc_extend_function=RPCサービスの機能拡張レベル〕 〔set max_socket_descriptors=ソケット用ファイル記述子の最大数〕 〔set max_open_fds=UAPプロセスでアクセスするファイルおよびパイプの最大数〕 〔set service_term_watch_time=連続サービス異常終了限界経過時間〕 〔set termed_after_service=Y|N〕 〔set xat_trn_expiration_time=同期点処理の限界経過監視時間〕 〔set xat_osi_usr=Y|N〕 〔set rpc_trace=Y|N〕 〔set rpc_trace_name="RPCトレースを取得するファイル名"〕 〔set rpc_trace_size=RPCトレースを取得するファイルのサイズ〕 〔set trn_rollback_information_put=no|self|remote|all〕 〔set schedule_method=msgque|namedpipe〕 〔set service_wait_time=ユーザサーバの非常駐プロセスのサービス 要求待ち時間〕 〔set mcf_spp_oj=Y|N〕 〔set adm_message_option=メッセージ出力指定〕 〔set trn_watch_time=トランザクション同期点処理時の最大通信待ち時間〕 〔set trn_limit_time=トランザクションブランチ最大実行可能時間〕 〔set trn_rollback_response_receive=Y|N〕 〔set trn_partial_recovery_type=type1|type2|type3〕 〔set rpc_destination_mode=namdonly|namd|definition〕 〔set rpc_rap_auto_connect=Y|N〕 〔set rpc_rap_inquire_time=リモートAPI機能を使用して要求するサービス の問い合わせ間隔最大時間〕 〔set rpc_request_cancel_for_timedout=Y|N〕 〔set status_change_when_terming=Y|N〕 〔set service_expiration_time=サービス関数開始から終了までの 実行監視時間〕 〔set multi_schedule=Y|N〕 〔set make_queue_on_starting=Y|N〕 〔set loadcheck_interval=負荷監視インタバル時間〕 〔set levelup_queue_count=U1,U2〕 〔set leveldown_queue_count=D0,D1〕 〔set ipc_sockctl_highwater= ソケットの一時クローズ処理開始数パーセンテージ 〔,ソケットの一時クローズ処理非対象数パーセンテージ〕〕 〔set ipc_sockctl_watchtime=ソケット再利用可能監視時間〕 〔set ipc_conn_interval=コネクション確立監視時間〕 〔set ipc_send_interval=データ送信監視間隔〕 〔set ipc_send_count=データ送信監視回数〕 〔set ipc_header_recv_time=通信制御データの受信監視時間〕 〔set rpc_close_after_send=Y|N〕 〔set rpc_send_retry_count=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した 場合のリトライ回数〕 〔set rpc_send_retry_interval=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生し た場合のリトライ間隔〕 〔set ipc_recvbuf_size=TCP/IPの受信バッファサイズ〕 〔set ipc_sendbuf_size=TCP/IPの送信バッファサイズ〕 〔set ipc_listen_sockbufset=Y|N〕 〔set polling_control_data=Y|N〕 〔set thread_yield_interval=ソケットの再利用指示を受信できる契機を 与えるインタバル時間〕 〔set groups=グループ識別子〔,グループ識別子〕…〕 〔set loadlevel_message=Y|N|A〕 〔set ipc_backlog_count=コネクション確立要求を格納するキューの長さ〕 〔set rpc_buffer_pool_max=プーリングするバッファ数〕 〔set schedule_delay_limit=スケジュール遅延限界経過時間〕 〔set schedule_delay_abort=Y|N〕 〔set rap_autoconnect_con_error_msg=Y|N〕 〔set core_shm_suppress=Y|N〕 〔set xat_connect_resp_time=通信イベント処理用SPPのアソシエーション確立の 最大応答待ち時間〕 〔set scd_poolfull_check_interval=KFCA00853-Eメッセージ出力インタバル 時間〕 〔set scd_poolfull_check_count=KFCA00853-Eメッセージ出力判断値〕 〔set scd_pool_warning_use_rate=警告メッセージの出力判断値になるメッセージ 格納バッファプール使用率の上限値〕 〔set scd_pool_warning_interval=メッセージ格納バッファプール使用率超過時の 警告メッセージ出力インタバル時間〕 〔set ipc_tcpnodelay=Y|N〕 〔set stay_watch_queue_count=スケジュールキューの滞留監視判定を開始する際 の判断になるサービス要求滞留数〕 〔set stay_watch_check_rate=スケジュールキューの滞留監視判定処理で使用する サービス要求の処理率〕 〔set stay_watch_abort=Y|N〕 〔set stay_watch_start_interval=スケジュールキューの滞留監視インタバル 時間〕 〔set stay_watch_check_interval=スケジュールキューの滞留監視判定インタバル 時間〕 〔set trn_completion_limit_time=トランザクション完了限界時間〕 〔set rap_message_id_change_level=メッセージIDの変更レベル〕 〔set log_audit_out_suppress=Y|N〕 〔set log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID 〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…〕 〔set mcf_prf_trace=Y|N〕 〔set scd_refresh_process=Y|N〕 〔set rap_extend_function=リモートAPI機能機能拡張レベル〕 〔set prc_coredump_filter=coreファイルに共有メモリを含めるかの判断値〕 〔set watch_time=最大応答待ち時間〕 〔set scd_process_ctl_opt=0|1〕 〔set rpc_rap_inquire_time_check=Y|N〕 〔set stack_size_unlimited=Y|N〕
コマンド形式
〔trnrmid -n リソースマネジャ名 -i リソースマネジャ拡張子〔,リソースマネジャ拡張子〕… 〔-k〕〕 〔scdbufgrp -g スケジュールバッファグループ名 {〔-s メッセージ格納バッファ使用制限サイズ〕| 〔-p メッセージ格納バッファ使用制限率〕}〕 〔scdmulti 〔-g マルチスケジューラグループ名〕〕 〔scdsvcdef 〔-c サービス名〕 〔-p 同時実行可能なサービス数〕 〔-n キューイング可能なサービス要求数〕 〔-l キューイング可能なメッセージ格納バッファプール長〕〕
putenv形式
{{〔putenv 環境変数名 環境変数値〕}} 〔putenv XAT_CONNECT_RESP_TIME 通信イベント処理用SPPのアソシエーション 確立の最大応答待ち時間〕
dcputenv形式
{{〔dcputenv 環境変数名 環境変数値〕}}
機能
ユーザサービス定義の省略時解釈値を定義します。
ユーザサービス定義で指定を省略した場合は,ユーザサービスデフォルト定義の指定が有効となります。
ユーザサービスデフォルト定義を変更すると,変更したオペランドを省略しているユーザサーバの動作に影響します。
また,rapリスナーサービス定義の省略時解釈値を定義します。ただし,rapリスナーサービス定義に反映されないオペランドおよび指定値がありますので,詳細は「rapリスナーサービス定義」の注意事項を参照してください。
説明
set形式のオペランド
●parallel_count=常駐プロセス数〔,最大プロセス数〕
〜〈符号なし整数〉((0〜1024))《1》
ユーザサービス定義のparallel_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●hold_recovery=Y|N
〜《Y》
ユーザサービス定義のhold_recoveryオペランドの省略時解釈値を指定します。
システム環境定義のstart_scheduling_timingオペランドにBEFOREを指定した場合,このオペランドの指定に関係なく,閉塞状態は引き継がれません。閉塞状態を引き継ぐ場合は,スケジュールサービス定義のscd_hold_recoveryオペランドにFを指定してください。各オペランド指定による閉塞状態の引き継ぎについては,スケジュールサービス定義のscd_hold_recoveryオペランドを参照してください。
●deadlock_priority=デッドロックの優先順位
〜〈符号なし整数〉((1〜127))《64》
ユーザサービス定義のdeadlock_priorityオペランドの省略時解釈値を指定します。
●message_buflen=最大メッセージ長
〜〈符号なし整数〉((1024〜31457280))《4096》(単位:バイト)
ユーザサービス定義のmessage_buflenオペランドの省略時解釈値を指定します。
●message_store_buflen=メッセージ格納バッファプール長
〜〈符号なし整数〉((1024〜31457280))《4096》(単位:バイト)
ユーザサービス定義のmessage_store_buflenオペランドの省略時解釈値を指定します。
●trn_expiration_time=トランザクションブランチ限界経過時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))(単位:秒)
ユーザサービス定義のtrn_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●trn_expiration_time_suspend=Y|N|F
ユーザサービス定義のtrn_expiration_time_suspendオペランドの省略時解釈値を指定します。
このオペランドと各種タイマ監視との関係については,「付録A.2 トランザクションの時間監視」を参照してください。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●watch_next_chain_time=連鎖RPC間隔監視時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《180》(単位:秒)
ユーザサービス定義のwatch_next_chain_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
このオペランドと各種タイマ監視との関係については,「付録A.2 トランザクションの時間監視」を参照してください。
●receive_from=queue|socket|none
〜《queue》
ソケット受信型サーバは廃止したため,socketは使用できません。
ユーザサービス定義のreceive_fromオペランドの省略時解釈値を指定します。
●uap_trace_file_put=Y|N
ユーザサービス定義のuap_trace_file_putオペランドの省略時解釈値を指定します。ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●term_watch_time=連続異常終了限界経過時間
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《30》(単位:分)
ユーザサービス定義のterm_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●mcf_jnl_buff_size=MCFのジャーナルバッファの大きさ
〜〈符号なし整数〉((4096〜131072))(単位:バイト)
ユーザサービス定義のmcf_jnl_buff_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●uid=ユーザ識別子
〜〈符号なし整数〉((0〜4294967294))
ユーザサービス定義のuidオペランドの省略時解釈値を指定します。
省略した場合,OpenTP1管理者のユーザIDを仮定します。
最大値はOSに依存するので,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
●trn_cpu_time=トランザクションブランチCPU監視時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))(単位:秒)
ユーザサービス定義のtrn_cpu_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●message_cell_size=スケジュールメッセージ格納セル長
〜〈符号なし整数〉((512〜31457280))《512》(単位:バイト)
ユーザサービス定義のmessage_cell_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●max_socket_msg=ソケット受信型サーバ受信メッセージ数の最大値
〜〈符号なし整数〉((1〜500))《100》
ユーザサービス定義のmax_socket_msgオペランドの省略時解釈値を指定します。
●max_socket_msglen=ソケット受信型サーバ受信メッセージ長の最大値
〜〈符号なし整数〉((1〜30270))《10240》(単位:キロバイト)
ユーザサービス定義のmax_socket_msglenオペランドの省略時解釈値を指定します。
●mcf_service_max_count=MCF通信関数発行回数上限値
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))
ユーザサービス定義のmcf_service_max_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●trn_statistics_item=統計情報項目〔,統計情報項目〕…
ユーザサービス定義のtrn_statistics_itemオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●trn_rm_open_close_scope=process|transaction
ユーザサービス定義のtrn_rm_open_close_scopeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●trn_optimum_item=トランザクション最適化項目〔,トランザクション最適化項目〕…
ユーザサービス定義のtrn_optimum_itemオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●rpc_service_retry_count=サービスのリトライ回数の最大値
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
ユーザサービス定義のrpc_service_retry_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rpc_extend_function=RPCサービスの機能拡張レベル
〜〈16進数字〉((00000000〜0000000F))《00000000》
ユーザサービス定義のrpc_extend_functionオペランドの省略時解釈値を指定します。
●max_socket_descriptors=ソケット用ファイル記述子の最大数
〜〈符号なし整数〉((32〜2032))
ユーザサービス定義のmax_socket_descriptorsオペランドの省略時解釈値を指定します。
指定値の範囲は,適用OSがAIX,HP-UXまたはWindowsの場合は32〜2032,適用OSがSolarisまたはLinuxの場合は32〜1008です。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●max_open_fds=UAPプロセスでアクセスするファイルおよびパイプの最大数
〜〈符号なし整数〉((16〜2016))《50》
ユーザサービス定義のmax_open_fdsオペランドの省略時解釈値を指定します。
指定値の範囲は,適用OSがAIX,HP-UXまたはWindowsの場合は16〜2016,適用OSがSolarisまたはLinuxの場合は16〜992です。
●service_term_watch_time=連続サービス異常終了限界経過時間
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《0》(単位:分)
ユーザサービス定義のservice_term_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●xat_trn_expiration_time=同期点処理の限界経過監視時間
〜〈符号なし整数〉((1〜2147483647))《180》(単位:秒)
ユーザサービス定義のxat_trn_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rpc_trace=Y|N
ユーザサービス定義のrpc_traceオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●rpc_trace_name="RPCトレースを取得するファイル名"
〜〈パス名〉
ユーザサービス定義のrpc_trace_nameオペランドの省略時解釈値を指定します。
パス名のうち,RPCトレースを取得するファイル名(デフォルトはrpctr)の最大長は,13文字です。
パス名に環境変数を指定する場合,パス名の先頭に環境変数を指定してください(指定例:$DCDIR/tmp/ファイル名)。
ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●rpc_trace_size=RPCトレースを取得するファイルのサイズ
〜〈符号なし整数〉((1024〜2147483648))(単位:バイト)
ユーザサービス定義のrpc_trace_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●trn_rollback_information_put=no|self|remote|all
ユーザサービス定義のtrn_rollback_information_putオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●service_wait_time=ユーザサーバの非常駐プロセスのサービス要求待ち時間
〜〈符号なし整数〉((1〜4096))(単位:秒)
ユーザサービス定義のservice_wait_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●trn_watch_time=トランザクション同期点処理時の最大通信待ち時間
〜〈符号なし整数〉((1〜65535))(単位:秒)
ユーザサービス定義のtrn_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。さらに,トランザクションサービス定義でも省略した場合,トランザクションを行ったユーザサーバのwatch_timeの値を仮定します。ただし,watch_timeに0を指定した場合は120秒を仮定します。
●trn_limit_time=トランザクションブランチ最大実行可能時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))(単位:秒)
ユーザサービス定義のtrn_limit_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●trn_rollback_response_receive=Y|N
ユーザサービス定義のtrn_rollback_response_receiveオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●trn_partial_recovery_type=type1|type2|type3
ユーザサービス定義のtrn_partial_recovery_typeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●rpc_destination_mode=namdonly|namd|definition
〜《definition》
ユーザサービス定義のrpc_destination_modeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rpc_rap_inquire_time=リモートAPI機能を使用して要求するサービスの問い合わせ間隔最大時間
〜〈符号なし整数〉((0〜1048575))《0》(単位:秒)
ユーザサービス定義のrpc_rap_inquire_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rpc_request_cancel_for_timedout=Y|N
〜《Y》
ユーザサービス定義のrpc_request_cancel_for_timedoutオペランドの省略時解釈値を指定します。
●service_expiration_time=サービス関数開始から終了までの実行監視時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》(単位:秒)
ユーザサービス定義のservice_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●loadcheck_interval=負荷監視インタバル時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))
ユーザサービス定義のloadcheck_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●leveldown_queue_count=D0,D1
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))
ユーザサービス定義のleveldown_queue_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●ipc_sockctl_highwater=ソケットの一時クローズ処理開始数パーセンテージ〔,ソケットの一時クローズ処理非対象数パーセンテージ〕
〜〈符号なし整数〉((0〜100))《100,0》
ユーザサービス定義のipc_sockctl_highwaterオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_sockctl_watchtime=ソケット再利用可能監視時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《180》(単位:秒)
ユーザサービス定義のipc_sockctl_watchtimeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_conn_interval=コネクション確立監視時間
〜〈符号なし整数〉((8〜65535))《8》(単位:秒)
ユーザサービス定義のipc_conn_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_send_interval=データ送信監視間隔
〜〈符号なし整数〉((5〜32767))《5》(単位:秒)
ユーザサービス定義のipc_send_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_send_count=データ送信監視回数
〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《5》
ユーザサービス定義のipc_send_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_header_recv_time=通信制御データの受信監視時間
〜〈符号なし整数〉((5〜32767))《10》(単位:秒)
ユーザサービス定義のipc_header_recv_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●rpc_close_after_send=Y|N
ユーザサービス定義のrpc_close_after_sendオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●rpc_send_retry_count=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した場合のリトライ回数
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》
ユーザサービス定義のrpc_send_retry_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●rpc_send_retry_interval=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した場合のリトライ間隔
〜〈符号なし整数〉((0〜300000))《0》(単位:ミリ秒)
ユーザサービス定義のrpc_send_retry_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_listen_sockbufset=Y|N
〜《N》
ユーザサービス定義のipc_listen_sockbufsetオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。
●ipc_recvbuf_size=TCP/IPの受信バッファサイズ
〜〈符号なし整数〉((0,8192〜1048576))《8192》(単位:バイト)
ユーザサービス定義のipc_recvbuf_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●ipc_sendbuf_size=TCP/IPの送信バッファサイズ
〜〈符号なし整数〉((0,8192〜1048576))《8192》(単位:バイト)
ユーザサービス定義のipc_sendbuf_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。
●thread_yield_interval=ソケットの再利用指示を受信できる契機を与えるインタバル時間
〜〈符号なし整数〉((1〜86400))《90》(単位:秒)
ユーザサービス定義のthread_yield_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●groups=グループ識別子〔,グループ識別子〕
〜〈符号なし整数〉((0〜4294967294))
ユーザサービス定義のgroupsオペランドの省略時解釈値を指定します。
最大値はOSに依存するので,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
●ipc_backlog_count=コネクション確立要求を格納するキューの長さ
〜〈符号なし整数〉((0〜4096))《0》
ユーザサービス定義のipc_backlog_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rpc_buffer_pool_max=プーリングするバッファ数
〜〈符号なし整数〉((1〜64))《64》
ユーザサービス定義のrpc_buffer_pool_maxオペランドの省略時解釈値を指定します。
●schedule_delay_limit=スケジュール遅延限界経過時間
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《0》(単位:秒)
ユーザサービス定義のschedule_delay_limitオペランドの省略時解釈値を指定します。
●xat_connect_resp_time=通信イベント処理用SPPのアソシエーション確立の最大応答待ち時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《180》(単位:秒)
ユーザサービス定義のset形式のxat_connect_resp_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドとputenv形式のXAT_CONNECT_RESP_TIMEオペランドの両方を指定した場合は,このオペランドの指定が優先され,putenv形式のXAT_CONNECT_RESP_TIMEオペランドの指定は無視されます。
●scd_poolfull_check_interval=KFCA00853-Eメッセージ出力インタバル時間
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《0》(単位:秒)
ユーザサービス定義のscd_poolfull_check_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●scd_poolfull_check_count=KFCA00853-Eメッセージ出力判断値
〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《10》(単位:回)
ユーザサービス定義のscd_poolfull_check_countオペランドの省略時解釈値を指定します。
●scd_pool_warning_use_rate=警告メッセージの出力判断値になるメッセージ格納バッファプール使用率の上限値
〜〈符号なし整数〉((0〜99))《0》(単位:%)
ユーザサービス定義のscd_pool_warning_use_rateオペランドの省略時解釈値を指定します。
●scd_pool_warning_interval=メッセージ格納バッファプール使用率超過時の警告メッセージ出力インタバル時間
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《0》(単位:秒)
ユーザサービス定義のscd_pool_warning_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●stay_watch_queue_count=スケジュールキューの滞留監視判定を開始する際の判断になるサービス要求滞留数
〜〈符号なし整数〉((0〜32767))《0》
ユーザサービス定義のstay_watch_queue_countオペランドの省略時解釈値を指定します。ここで0を指定または指定を省略し,ユーザサービス定義でも指定を省略した場合,スケジュールキューの滞留監視をしません。
●stay_watch_check_rate=スケジュールキューの滞留監視判定処理で使用するサービス要求の処理率
〜〈符号なし整数〉((1〜100))(単位:%)
ユーザサービス定義のstay_watch_check_rateオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドにデフォルト値はありません。ユーザサービス定義を省略する場合は,このオペランドを必ず指定してください。指定を省略した場合,定義不正のためサーバ起動処理が中止されます。
●stay_watch_start_interval=スケジュールキューの滞留監視インタバル時間
〜〈符号なし整数〉((1〜32767))《10》(単位:秒)
ユーザサービス定義のstay_watch_start_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●stay_watch_check_interval=スケジュールキューの滞留監視判定インタバル時間
〜〈符号なし整数〉((1〜65534))《10》(単位:秒)
ユーザサービス定義のstay_watch_check_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。
●trn_completion_limit_time=トランザクション完了限界時間
〜〈符号なし整数〉((0〜65535))(単位:秒)
ユーザサービス定義のtrn_completion_limit_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。
ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。
●rap_message_id_change_level=メッセージIDの変更レベル
〜〈符号なし整数〉((0〜2))《0》
ユーザサービス定義またはrapリスナーサービス定義のrap_message_id_change_levelオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドの指定値と出力されるメッセージの対応についてはrapリスナーサービス定義のrap_message_id_change_levelオペランドを参照してください。
●log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…
〜〈符号なし整数〉((33400〜99999))
ユーザサービス定義のlog_audit_messageオペランドの省略時解釈値を指定します。
●rap_extend_function=リモートAPI機能の機能拡張レベル
〜〈16進数字〉((00000000〜00000001)) 《00000000》
ユーザサービス定義のrap_extend_functionオペランドの省略時解釈値を指定します。
●prc_coredump_filter=コアファイルに共用メモリを含めるかの判断値
〜〈符号なし整数〉((1,3,65,67))
ユーザサービス定義のprc_coredump_filterオペランドの省略時解釈値を指定します。
コマンド形式
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