rapクライアントマネジャサービス定義
形式
set形式
set rap_client_manager_port=rapクライアントマネジャのポート番号 set rap_listen_inf="ノード識別子:ポート番号=ホスト名:ポート番号" 〔,"ノード識別子:ポート番号=ホスト名:ポート番号"〕… set uid=OpenTP1管理者のユーザ識別子 〔set log_audit_out_suppress=Y|N〕 〔set log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID 〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…〕 〔set rap_watch_time=メッセージ送受信最大監視時間〕
コマンド形式
なし。
機能
リモートAPIクライアントマネジャ機能を使用するための実行環境を定義します。
説明
set形式のオペランド
●rap_client_manager_port=rapクライアントマネジャのポート番号
〜〈符号なし整数〉((5001〜65535))
rapリスナーの起動を監視するrapクライアントマネジャのポート番号を指定します。
このオペランドで指定するポート番号は,ほかのプログラムと重複しないようにしてください。
また,OSには任意に割り当てる番号がありますが,この番号も使用しないでください。OSが任意に割り当てる番号は,OSの種別やバージョンによって異なります。詳細については,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
●rap_listen_inf="ノード識別子:ポート番号=ホスト名:ポート番号"〔,"ノード識別子:ポート番号=ホスト名:ポート番号"〕…
監視するrapリスナーを指定します。コンマで区切り,最大1024のrapリスナーを指定できます。
"ノード識別子:ポート番号1=ホスト名:ポート番号2"
●uid=OpenTP1管理者のユーザ識別子
〜〈符号なし整数〉((0〜4294967294))
このサービスグループのプロセス所有者となるユーザIDを指定します。
この場合,OpenTP1管理者のユーザ識別子を指定してください。
最大値はOSに依存するので,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
●log_audit_out_suppress=Y|N
〜《N》
rapクライアントマネジャから出力される監査ログを抑止する場合に指定します。
- Y
-
rapクライアントマネジャから出力される監査ログの出力を抑止します。
- N
-
rapクライアントマネジャから出力される監査ログの出力を抑止しません。
このオペランドは,ログサービス定義のlog_audit_outオペランドにYを指定した場合だけ有効です。
●log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…
〜〈符号なし整数〉((33400〜99999))
OpenTP1が取得する監査ログのうち,rapクライアントマネジャサービス定義に指定できる監査ログのメッセージIDを指定します。指定できるメッセージIDは,最大2,048個です。
このオペランドで指定できるメッセージIDについては,「付録C 監査イベントを取得する定義」を参照してください。
このオペランドを省略し,ユーザサービスデフォルト定義でも指定を省略した場合,ログサービス定義の値を仮定します。このオペランドは,ログサービス定義のlog_audit_outオペランドにYを指定し,rapクライアントマネジャサービス定義のlog_audit_out_suppressオペランドにNを指定した場合に有効です。
コマンド形式
なし。
注意事項
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rapクライアントマネジャサービス定義は,rapdfgenコマンドの入力となる定義ファイルであり,$DCCONFPATHの下に置いた場合,新たに作成されたrapクライアントマネジャ用ユーザサービス定義に上書きされるので,$DCCONFPATHの下には置かないでください。$DCCONFPATHの下に置いた場合の動作は保証しません。
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rapクライアントマネジャ用ユーザサービス定義は,$DCCONFPATHの下にあることを前提としているので,$DCCONFPATHの下から$DCUAPCONFPATHの下に移動しないでください。$DCUAPCONFPATHの下に移動した場合の動作は保証しません。
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rapクライアントマネジャサービス定義の指定値を変更する場合は,rapクライアントマネジャが正常終了したあとに変更してください。