2.2.9 スケジュールサービス定義の内容
スケジュールサービス定義の内容を,次の表に示します。
形式 |
オペランド/コマンド |
オプション |
定義内容 |
指定値 |
---|---|---|---|---|
set |
scd_server_count |
スケジュールサービスを利用して動作する最大ユーザサーバ数 |
〈符号なし整数〉 ((0〜8192))《32》 |
|
scd_hold_recovery |
ユーザサーバの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定 |
《Y》|F |
||
scd_hold_recovery_count |
閉塞状態の引き継ぎが必要なサーバ,およびサービスの合計数 |
〈符号なし整数〉 ((0〜58240))《64》 |
||
scd_port |
スケジュールサービスのポート番号 |
〈符号なし整数〉 ((5001〜65535)) |
||
scd_this_node_first |
要求サーバが自ノードにある場合,自ノードのサーバを優先してスケジュールするかどうかを指定 |
Y|《N》 |
||
scd_announce_server_status |
自ノードのサーバの状態をすべての他ノードに不定期で通知するかどうかを指定 |
《Y》|N |
||
max_socket_descriptors |
ソケット用ファイル記述子の最大数 |
〈符号なし整数〉 ((32〜2032)) |
||
max_open_fds |
スケジュールサービスプロセスでアクセスするファイル,およびパイプの最大数 |
〈符号なし整数〉 ((16〜2016))《50》 |
||
schedule_rate |
サーバの負荷レベルがLEVEL0のノードのスケジュール比率 |
〈符号なし整数〉 ((50〜100)) (単位:%) |
||
scd_retry_of_comm_error |
障害ノード以外へのスケジューリングのリトライ回数 |
〈符号なし整数〉 ((0〜128))《0》 |
||
scd_advertise_control |
システム共通定義のall_nodeオペランドに指定されたノードに対し,ユーザサーバ起動時にネーム情報を通知するタイミングを変更 |
《BEFORE》|AFTER |
||
scd_message_level |
メッセージ格納バッファプールのメモリ不足が発生した場合に出力されるKFCA00854-Eメッセージ出力を抑止 |
1|《2》 |
||
ipc_tcpnodelay |
Nagleアルゴリズムを無効にするかどうかを指定 |
《Y》|N |
||
watch_time |
最大応答待ち時間 |
〈符号なし整数〉 ((0〜65535)) (単位:秒) |
||
コマンド |
scdbufgrp |
-g |
スケジュールバッファグループ名 |
〈1〜8文字の識別子〉 |
-e |
メッセージ格納バッファプール長 |
〈符号なし整数〉 ((512〜1610612736))《512》 (単位:バイト) |
||
-n |
メッセージ格納バッファセル数 |
〈符号なし整数〉 ((1〜3145728))《16》 |
||
-l |
メッセージ格納バッファセル長 |
〈符号なし整数〉 ((512〜31457280))《512》 (単位:バイト) |
||
-s |
メッセージ格納バッファ使用制限サイズ |
〈符号なし整数〉 ((512〜1610612736)) (単位:バイト) |
||
-p |
メッセージ格納バッファ使用制限率 |
〈符号なし整数〉 ((1〜100)) (単位:%) |
||
scdmulti |
-m |
マルチスケジューラデーモン数 |
〈符号なし整数〉 ((1〜4096))《1》 |
|
-p |
ポート番号 |
〈符号なし整数〉 ((5001〜65535)) |
||
-g |
マルチスケジューラグループ名 |
〈1〜8文字の識別子〉 《scdmltgp》 |
||
-t |
ほかのノードのユーザサーバに,サービス要求を負荷分散するかどうかを指定 |
なし。 |