分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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付録C.6 07-01での変更点

TP1/Server Base 07-01での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C-19 TP1/Server Base 07-01での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種別 分類 内容
追加 関数 なし
定義 ネームサービス定義
  • name_nodeid_check_messageオペランド
XAリソースサービス定義
  • xar_msdtc_useオペランド
コマンド dcpplistコマンド
dcdefchkコマンド
  • -lオプション
  • -cオプション
  • -wオプション
  • -eオプション
xarinitコマンド
  • -sオプション
xarlsコマンド
  • -rオプション
削除 なし

TP1/Message Control 07-01,TP1/NET/Library 07-01での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C-20 TP1/Message Control 07-01,TP1/NET/Library 07-01での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種別 分類 内容
追加 関数 なし
定義 ユーザサービス定義
  • mcf_prf_traceオペランド
MCFマネジャ定義
  • mcfmsvg定義コマンド
MCFアプリケーション定義
  • mcfaalcap定義コマンドの-Nオプションのmodelnameオペランド
MCF性能検証用トレース定義
  • prf_file_sizeオペランド
  • prf_file_countオペランド
システムサービス情報定義
  • mcf_prf_traceオペランド
システムサービス共通情報定義
  • mcf_prf_trace_levelオペランド
  • DCMCFQUEBAKオペランド
コマンド mcftlslnコマンド
mcftoflnコマンド
mcftonlnコマンド
削除 なし

TP1/Server Base 07-01での動作の変更点を次の表に示します。

表C-21 TP1/Server Base 07-01での動作の変更

分類 内容
定義 リアルタイム取得項目定義
  • rts_jnl_readオペランドで取得する情報(「回数」)を,「回数,最大時間,最小時間,平均時間」に変更
  • rts_jnl_writeオペランドで取得する情報(「回数」)を,「回数,最大時間,最小時間,平均時間」に変更
コマンド xarevtrコマンド
  • .NET Frameworkからの接続に対して「アプリケーションサーバ名称」を表示
  • 「アプリケーションサーバXID情報」の表示(GTRIDの先頭28バイト以内)をGTRIDの先頭64バイト以内に拡大
  • 「アプリケーションサーバXID情報」の表示(BQUALの先頭28バイト以内)をBQUALの先頭64バイト以内に拡大
xarforceコマンド
  • -tオプションに指定する「OpenTP1トランザクションID」の最大文字数(56文字)を80文字に拡大
  • -uオプションに指定する「クライアントトランザクションID」の最大文字数(256文字)を280文字に拡大
xarlsコマンド
  • 表示する「OpenTP1トランザクションID」の最大文字数(56文字)を80文字に拡大
  • 表示する「クライアントトランザクションID」の最大文字数(256文字)を280文字に拡大
rtseditコマンド
  • -mオプションの出力結果にRTSログファイルのバージョン情報を追加
xarfillsコマンド
  • 出力結果に「格納可能RI長」を追加
xarlsコマンド
  • -cオプションの出力結果に「DID情報」,「ノードID情報」および「MSDTC連携で使用する回復情報」を追加
その他 rapリスナーおよびRTSSPP(リアルタイム統計情報サービスの拡張機能)に対して,次に示すコマンドが有効にならないように変更
scdchprc,scdhold,scdrles,scdrsprc
XAリソースサービスを使用したRPCコールにデータ圧縮機能を追加

TP1/Message Control 07-01,TP1/NET/Library 07-01での動作の変更点を次の表に示します。

表C-22 TP1/Message Control 07-01,TP1/NET/Library 07-01での動作の変更

分類 内容
その他 次の指定をしたときに,MCF性能検証用トレース情報を取得するように変更
  • システム共通定義のprf_traceオペランドにYを指定,または指定を省略
  • システムサービス共通情報定義のmcf_prf_trace_levelオペランドに00000001を指定
MCF通信プロセス識別子を表示できるように変更
サーバ型コネクションの確立要求の受付開始・終了を,手動でできるように変更

TP1/Server Base 07-01,TP1/Message Control 07-01,およびTP1/NET/Library 07-01での関数,定義およびコマンドのデフォルト値の変更はありません。