分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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付録C.4 07-03での変更点

TP1/Server Base 07-03での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C-9 TP1/Server Base 07-03での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類 分類 内容
追加 関数 なし
定義 システム共通定義
  • fil_prf_trace_delay_timeオペランド
  • fil_prf_trace_optionオペランド
  • jnl_prf_event_trace_levelオペランド
  • uap_trace_file_putオペランド
ロックサービス定義
  • lck_prf_trace_levelオペランド
ネームサービス定義
  • name_cache_validity_timeオペランド
rapリスナーサービス定義
  • ipc_sockctl_highwater
  • ipc_sockctl_watchtime
JNL性能検証用トレース定義
LCK性能検証用トレース定義
リアルタイム取得項目定義
  • rts_mcf_ap_scd_stayオペランド
  • rts_mcf_ap_usr_srvcオペランド
  • rts_mcf_in_msg_scd_waitオペランド
  • rts_mcf_out_msg_norm_scd_waitオペランド
  • rts_mcf_out_msg_prio_scd_waitオペランド
  • rts_mcf_out_msg_resp_scd_waitオペランド
  • rts_mcf_out_msg_sync_scd_waitオペランド
  • rts_mcf_que_scd_wait_numオペランド
ユーザサービスデフォルト定義
  • uap_trace_file_putオペランド
ユーザサービス定義
  • uap_trace_file_putオペランド
コマンド filstatfsコマンド
  • -Sオプション
prctctrlコマンド
prfedコマンド
  • -vオプション
prfgetコマンド
  • -fオプションの指定値に_mc,_fl,_jl,_lkを追加
uatdumpコマンド
  • -fオプション
削除 なし

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドの追加と削除を次の表に示します。

表C-10 TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドの追加と削除

種類 分類 内容
追加 関数 なし
定義 なし
コマンド mcfalstapコマンド
mcftlsutmコマンド
削除 なし

TP1/Server Base 07-03での動作の変更点を次の表に示します。

表C-11 TP1/Server Base 07-03での動作の変更

分類 内容
定義 システム共通定義
  • all_nodeオペランドにサービス情報優先度指定機能を指定できるように変更
  • name_domain_file_useオペランドで使用有無を決定するドメイン定義ファイルに,優先選択ノードの定義ファイルを追加
性能検証用トレース取得サービスの稼働数,および関連する定義を変更
コマンド OpenTP1の標準出力,標準エラー出力をリダイレクトするprcteeプロセスを停止・再開始できるよう変更
次のコマンドの出力形式を変更
  • namsvinf
OpenTP1ファイルシステムのユーザ領域情報として使用中領域と未使用領域(空き領域)の一覧を表示できるよう変更
トレース情報ファイルの編集結果をcsv形式で出力できるように変更
メッセージ KFCA26954-W,KFCA26956-W,KFCA26965-E,KFCA27790-W
  • 出力情報に,送信元IPアドレスと送信元ポート番号の情報を追加
その他 次に示すイベントトレース情報を取得するように変更
  • FILイベントトレース
  • JNL性能検証用トレース
  • LCK性能検証用トレース
プロセスをアボートしなくてもUAPトレースを取得できるように変更
静的共用メモリの算出式を変更
共用メモリプールのサイズの算出式を変更
監視イベントに次のイベントを追加
  • OpenTP1サービス開始
  • OpenTP1サービス停止
UNIXのメッセージ送受信関数で使用する資源の見積もり式で,次の資源の被アーカイブノードの見積もり式を変更
  • メッセージID
  • OpenTP1のすべてのメッセージのうちの最大待ち合わせメッセージ数

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での動作の変更点を次の表に示します。

表C-12 TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での動作の変更

分類 内容
定義 mcftalcle定義コマンドの-mオプションに0を指定,または指定を省略した場合の解釈値を,無制限から65535に変更
次の定義コマンドで,-jオプションの指定値の上限を131072から4000000に変更
  • mcfmcomn
  • mcfmuap
  • mcftcomn
その他 MCFダンプファイルの出力上限数を99から3に変更
アプリケーションに関するタイマ起動要求の状態を表示できるように変更
ユーザタイマ監視の状態を表示できるように変更

TP1/Server Base 07-03でのデフォルト値の変更点を次の表に示します。

表C-13 TP1/Server Base 07-03でのデフォルト値の変更

分類 内容
定義 トランザクションサービス定義
  • thread_stack_sizeオペランドについて,AIX版のuCosminexus TP1/Server Base(64)を使用している場合のデフォルト値を65536に変更
TAMサービス定義
  • tam_pool_attriオペランドのデフォルト値を次のとおり変更
    ・HP-UXまたはSolarisの場合:fixed
    ・AIX,LinuxまたはWindowsの場合:free

TP1/Message Control 07-03,TP1/NET/Library 07-04での関数,定義およびコマンドのデフォルト値の変更はありません。