分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

4.2.5 サーバリカバリジャーナルファイル

<この項の構成>
(1) サーバリカバリジャーナルファイルの目的
(2) サーバリカバリジャーナルファイルの作成方法
(3) サーバリカバリジャーナルファイルの障害時の回復方法

(1) サーバリカバリジャーナルファイルの目的

サーバリカバリジャーナルファイル(SRF)とは,システムジャーナルファイルとは別に,各種のジャーナル情報を,システムサービスごとに取得するファイルです。SRFを使用することで,再開始時のジャーナル読み込みをシステムサービスごとにできます。そのため,再開始時の回復時間を短縮できます。

(2) サーバリカバリジャーナルファイルの作成方法

SRFは,$DCDIR/spool/dcsjl/ディレクトリの下に,xxx_nn(xxxはシステムサービスの名称,nnは任意の整数)というファイル名で,OpenTP1で自動的に取得されます。

(3) サーバリカバリジャーナルファイルの障害時の回復方法

再開始処理中にSRFに障害が発生した場合には,その旨を伝えるメッセージログが出力されます。このメッセージログが出力された場合は,jnlmkrfコマンドでSRFを回復してください。SRFの回復にはアンロードジャーナルファイルを使用します。