分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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3.8.2 サービス関数動的ローディング機能を使用する場合に必要な準備

サービス関数動的ローディング機能を使う場合に必要な事前準備について説明します。

<この項の構成>
(1) 設定の手順
(2) 再リンケージの実行条件

(1) 設定の手順

サービス関数動的ローディング機能を使う場合に必要な作業を次に示します。

  1. サービス関数から,UAP共用ライブラリを作成します。
  2. ユーザサービス定義のserviceオペランドに,サービス名,エントリポイント名,およびUAP共用ライブラリ名を設定します。

serviceオペランドの詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

(2) 再リンケージの実行条件

サービス関数を追加する場合に,UAPオブジェクトの再リンケージが必要かどうかを,次の表に示します。

表3-17 再リンケージの実行条件

サービスの追加または削除のベースとなるUAPオブジェクト サービスの追加方法 再リンケージ
RPCインタフェース定義だけを使ったUAPオブジェクト RPCインタフェース定義を使う場合。
サービス関数動的ローディング機能を使う場合。 ×
サービス関数動的ローディング機能だけを使ったUAPオブジェクト RPCインタフェース定義を使う場合。
サービス関数動的ローディング機能を使う場合。 ×
RPCインタフェース定義およびサービス関数動的ローディング機能を併用したUAPオブジェクト RPCインタフェース定義を使う場合。
サービス関数動的ローディング機能を使う場合。 ×
(凡例)
○:再リンケージが必要です。
×:再リンケージは不要です。