分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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2.6.4 UAPのテスト,デバッグ機能

作成したUAPを実際にOpenTP1の業務に使う前に,UAPの処理動作をテストできます。UAPのテスト機能には,オフラインテスタオンラインテスタ,およびMCFオンラインテスタがあります。UAPのテスト機能については,マニュアル「OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引」を参照してください。

<この項の構成>
(1) オフラインテスタ
(2) オンラインテスタ
(3) MCFオンラインテスタ

(1) オフラインテスタ

オンライン業務用のUAPを,オフライン環境でテストするときに使用します。OpenTP1システムでUAPを使う前にテストする場合に使います。

オフラインテスタでは,SPP,MHPの動作をテストできます。

オフラインテスタを実行するマシンには,TP1/Offline Testerが組み込まれていることが前提です。

(2) オンラインテスタ

オンライン環境で,OpenTP1と連携して,UAPをテストするときに使います。UAPに実際の業務をさせる前に,OpenTP1のサービスを使って動作をテストできます。

オンラインテスタではSUP,SPPの動作をテストできます。さらに,MHPをSPPとしてテストできます。

オンラインテスタを実行するマシンには,TP1/Online Testerが組み込まれていることが前提です。

(3) MCFオンラインテスタ

オンライン環境で,TP1/Message Controlと連携して,MHPをテストするときに使います。オンラインテスタと同様に,オンライン中にOpenTP1のサービスを使ってMHPの動作をテストできます。

MCFオンラインテスタを実行するマシンには,TP1/Message Control/Testerが組み込まれていることが前提です。