COBOL2002 使用の手引 操作編

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6.4.1 マルチスレッド対応COBOLプログラムのカバレージ

マルチスレッドのプログラムのための注意事項を記述します。

注意事項
  • HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64)の場合,ユーザスレッドは,カバレージの対象にできません。ユーザスレッドのCOBOLプログラムが並行して動いたとき,カバレージの動作は保証しません。
  • AIX(32),AIX(64)の場合,マルチスレッドプログラムをカバレージ対象とする場合は,各ユーザスレッドが一つのカーネルスレッドにマップされる1:1モデルで動作する必要があります。1:1モデル以外で動作した場合,カバレージの動作は保証しません。1:1モデルの設定は,環境変数AIXTHREAD_SCOPEにSを設定することで行えます。
    設定例
   AIXTHREAD_SCOPE=S
   export AIXTHREAD_SCOPE
  • Linux(x64) 01-03以降のCOBOL2002の場合,カバレージ情報の蓄積だけをサポートしています。