テストデバッグに必要な環境変数を指定します。システム,またはラインモードを実行する端末に設定します。
表3-1 環境変数一覧(ラインモードでのテストの方法)
環境変数名 |
概要 |
CBLPIDIR |
プログラム情報ファイルおよび#INCLUDEコマンドで入力するTDコマンド格納ファイルがあるディレクトリ名を指定する。 |
CBLTDDISPLAY |
連動実行時にテストデバッガを表示するための端末の表示先を変更する。「2.4.7 ウィンドウの表示先変更」を参照のこと。 |
CBLLSLIB |
共用ライブラリファイルのファイル名を指定する。 |
CBLLPATH※1 |
共用ライブラリファイルがあるディレクトリ名を指定する。 |
LD_LIBRARY_PATH※2 |
共用ライブラリファイルがあるディレクトリ名を指定する。 |
CBLTDEXTARGET※3 |
-TDInfおよび-CVInfコンパイラオプションがないCOBOLプログラム,またはCOBOLプログラム以外から共用ライブラリが呼ばれる場合,テストデバッグを可能にする。 |
- 注※1
- HP-UX(IPF),HP-UX(IPF64),AIX(32),およびAIX(64)で有効
- 注※2
- Linux(x86),Linux(x64),Linux(IPF64),およびSolaris(SPARC)で有効
- 注※3
- Linux(x64) 01-03以降で有効
プログラムの実行に関するその他の環境変数については,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」を参照してください。
注意事項
- プログラム情報ファイルは,次に示す検索順序で検索します。検索した結果,見つからないときは,プログラム情報ファイルに該当するプログラムはテストデバッグの対象となりません。
検索順序
(1)環境変数CBLPIDIRで指定したディレクトリ
(2)実行可能ファイルに含まれるプログラムは,実行可能ファイルのあるディレクトリ
共用ライブラリファイルに含まれるプログラムは,共用ライブラリファイルのあるディレクトリ
(3)カレントディレクトリ
- #INCLUDEコマンドで入力するTDコマンド格納ファイルに,絶対パスの付かないファイル名を指定したときは,次に示す検索順序で検索します。#INCLUDEコマンドで相対パスが指定されたときは,次の各ディレクトリからの相対パスとします。
検索順序
(1)cbltl2kコマンドの-IncludePathオプションの指定があればそのディレクトリ
(2)環境変数CBLPIDIRで指定したディレクトリ
(3)カレントディレクトリ
- 環境変数CBLTDDISPLAYについては,「2.4.7 ウィンドウの表示先変更」を参照してください。
- 環境変数CBLLSLIB,環境変数CBLLPATH,および環境変数LD_LIBRARY_PATHについては,「2.4.5 共用ライブラリ」を参照してください。
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