COBOL2002 使用の手引 操作編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.2.6 領域の操作(AIX(32),AIX(64),Solaris(SPARC)で有効)

ALLOCATE AREAコマンドを使用して,領域を確保し,そのアドレスをアドレス名に設定できます。この機能は,連動する別のプログラムで確保されるデータ領域を参照するテストを実行する場合,その別プログラムを動作させることなくデータ領域だけ確保したいときに使用します。確保した領域は,FREE AREAコマンドで解放します。

<この項の構成>
(1) 領域の確保・解放

(1) 領域の確保・解放

領域を確保して,アドレス名に設定できます。確保した領域が不要となったときは,これを解放できます。領域を解放したときは,アドレス名にZEROが設定されます。

主プログラムシミュレーションのパラメタや,副プログラムシミュレーションのRETURNINGにアドレス名を使用するとき,その領域を確保して値を設定できます。

ALLOCATE AREAコマンドおよびFREE AREAコマンドの詳細については,「5.4 TDコマンドの詳細」の「(17) ALLOCATE AREA/FREE AREA(領域の確保と解放)(AIX(32),AIX(64),Solaris(SPARC)で有効)」を参照してください。

注意事項
FREE AREAコマンドが解放する領域は,ALLOCATE AREAコマンドで確保した領域です。このため,FREE AREAコマンドには,ALLOCATE AREAコマンドで確保した領域のアドレスが設定されているアドレス名を指定する必要があります。