COBOL2002 使用の手引 操作編
プログラムの実行を制御する機能には次の種類があります。
GOコマンドで,プログラムを連続して実行できます。
GOコマンドについては「5.4 TDコマンドの詳細」の「(4) GO(実行の開始/再開)」を参照してください。
STEP INコマンドで,プログラムを1文ずつ実行して中断できます。CALL文,INVOKE文および関数呼び出しをする文は,呼び出したプログラムに制御が渡って中断されます。
STEP INコマンドについては「5.4 TDコマンドの詳細」の「(5) STEP IN(ステップイン実行の開始/再開)」を参照してください。
STEP OVERコマンドで,プログラムを1文ずつ実行して中断できます。ただし,ステップインと異なり,CALL文,INVOKE文および関数呼び出しをする文は,呼び出したプログラムに制御が渡って中断されることはありません。
STEP OVERコマンドについては「5.4 TDコマンドの詳細」の「(6) STEP OVER(ステップオーバー実行の開始/再開)」を参照してください。
STEP TOコマンドで,中断点と異なる文に中断位置をジャンプできます。次にプログラムの実行を再開したときは,移動した中断位置からプログラムが実行されます。
STEP TOコマンドについては「5.4 TDコマンドの詳細」の「(7) STEP TO(ステップツー実行の再開)」を参照してください。
GOコマンドで,中断点と異なる文から,プログラムの実行を再開できます。
GOコマンドについては「5.4 TDコマンドの詳細」の「(4) GO(実行の開始/再開)」を参照してください。
STOPコマンドで,プログラムの実行を強制的に終了できます。
STOPコマンドについては,「5.4 TDコマンドの詳細」の「(8) STOP(プログラムの強制終了)」を参照してください。
プログラムの実行は,次の操作で開始できます。
プログラムが終了したあとも,上記の操作で,再びプログラムを開始させることができます。
プログラムの開始時には,次の指定ができます。
プログラムへ渡す引数は,文字列を指定します。指定された文字列は,空白の区切りによって,複数の引数に分けられます。空白を含む文字列を一つの引数として指定するときは,引用符(")で囲みます。
実行の開始と開始時にできる指定の詳細については,「5.4 TDコマンドの詳細」の「(4) GO(実行の開始/再開)」を,ステップインについては,「5.4 TDコマンドの詳細」の「(5) STEP IN(ステップイン実行の開始/再開)」を,ステップオーバーについては,「5.4 TDコマンドの詳細」の「(6) STEP OVER(ステップオーバー実行の開始/再開)」を参照してください。
カバレージ情報の蓄積を指定すると,プログラムの実行中にカバレージ情報が蓄積され,プロセスが終了したときに,蓄積されたカバレージ情報がプログラム情報ファイルに蓄積されます。蓄積されたカバレージ情報は,カバレージの表示機能で表示できます。
カバレージ情報の表示については,「7.3 カバレージ情報の表示」を参照してください。
01 ARGC PIC 9(8) USAGE COMP. 01 ARGV. 02 ARGV1 ADDRESS. 02 ARGV2 ADDRESS. 02 ARGV3 ADDRESS. PROCEDURE DIVISION USING BY VALUE ARGC BY REFERENCE ARGV. ・ ・ ・
GO PARAMETER('APPLE ORANGE')
GO PARAMETER('"APPLE ORANGE"')
01 PARM. 02 PLEN PIC S9(4) USAGE COMP. 02 PCHAR PIC X(30). PROCEDURE DIVISION USING PARM. ・ ・ ・
GO PARAMETER('APPLE')
GO PARAMETER('"APPLE ORANGE"')
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