COBOL2002 使用の手引 手引編

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37.1.3 UNIX64 COBOL2002各機能の固有仕様

各機能の固有仕様について説明します。

<この項の構成>
(1) サービスルーチンの引数でのハンドル項目
(2) インタフェース領域中のアドレス格納領域
(3) 併合処理のメモリサイズについて

(1) サービスルーチンの引数でのハンドル項目

引数のハンドル項目サイズが8バイト2進になるサービスルーチンを,次に示します。

表37-3 引数のハンドル項目サイズが8バイト2進になるサービスルーチン

サービスルーチン名 参照先
バイトストリーム入出力サービスルーチン 15. バイトストリーム入出力サービスルーチン(UNIX32,HP-UX(IPF64),AIX(64),Linux(x64)で有効)

注※
UNIX64 COBOL2002では,AIX(64),Linux(x64),HP-UX(IPF64)で有効です。

(2) インタフェース領域中のアドレス格納領域

インタフェース領域中のアドレス格納領域が8バイトになるサービスルーチンを,次に示します。

なお,UNIX64 COBOL2002では,アドレス格納領域が自然な境界の8バイトになるように,アドレス格納領域の直前に明示的な境界の調整領域を追加しました。領域については,「13.3.2 インタフェース領域の形式」を参照してください。

(3) 併合処理のメモリサイズについて

併合処理のメモリサイズについては,アドレス格納領域として使うサイズがUNIX64 COBOL2002では8バイトになります。併合処理で使用するメモリサイズの計算式については,「11.3.2 併合処理のメモリサイズ」を参照してください。