COBOL2002 使用の手引 手引編

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37.1.2 UNIX64 COBOL2002固有の言語仕様

UNIX64 COBOL2002では,ポインタサイズの64bit化に対応しました。そのため,UNIX64 COBOL2002に対応するCOBOL2002の言語仕様にも一部変更があります。

UNIX64 COBOL2002固有の言語仕様について説明します。

<この項の構成>
(1) アドレス系データを表現するデータ項目
(2) 長さを返す組み込み関数の戻り値

(1) アドレス系データを表現するデータ項目

長さが8バイトになるアドレス系データを表現するデータ項目を,次に示します。これらの項目の自然な境界は8バイトです。SYNCHRONIZED句を指定してけた詰めする場合は,8バイト境界になります。

SYNCHRONIZED句については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編 9.16.80 SYNCHRONIZED句」を参照してください。

けた詰めについては,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編 4.4.1(7) 実行用コードの効率を高めるための項目のけた詰め」を参照してください。

(2) 長さを返す組み込み関数の戻り値

返却値のサイズが8バイト2進になる組み込み関数を,次に示します。

LENGTH関数については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編 11.31 LENGTH関数」を参照してください。

COUNT-CHAR関数については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編 24.2.1 COUNT-CHAR関数」を参照してください。

LENGTH-OF-SUBSTRING関数については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編 24.2.3 LENGTH-OF-SUBSTRING関数」を参照してください。