通信管理 XNF/LS 使用の手引
Red Hat Linuxの場合の環境設定の手順を次に示します。
syslogファイルの設定手順を次に示します。
syslogファイルは障害発生時の記録が残るように,1日以上残すようにしてください。
syslogの詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
必要に応じて,カーネルパラメタを変更します。XNF/LSに関連するカーネルパラメタを表3-1に示します。
表3-1 XNF/LSに関連するカーネルパラメタ
| 項目 | カーネルパラメタ | 設定ファイル |
|---|---|---|
| 共有メモリ識別子のシステム最大数※1 | kernel.shmmni | /etc/sysctl.cof |
| システム内の共有メモリ全体の制限 | kernel.shmall | |
| 共有メモリセグメントの最大サイズ※2 | kernel.shmmax | |
| セマフォ識別子ごとのセマフォの最大数※3 | kernel.semの第1引数 | |
| システム全体のセマフォの最大数※3 | kernel.semの第2引数 | |
| セマフォ識別子の最大数※3 | kernel.semの第4引数 |
カーネルパラメタの設定方法については,OSのマニュアルを参照してください。
xnftdumpコマンドは,gzipコマンドとzcatコマンドを使用するため,gzipパッケージをインストールする必要があります。
必要なディスク容量をチェックし日立PPインストーラを組み込みます。組み込んだ日立PPインストーラを起動し,必要なPPを選択してPPの組み込みを実施します。
XNF/LS/BASEのPP組み込み後,セットアップスクリプトをシステムに登録できます。セットアップスクリプトはシステムの起動・停止時に,XNF/LSを自動的に運用開始状態,および運用停止状態にするためのものです。この登録をしなかったり,間違ったりするとシステムの起動・停止での自動運用はできません。次のように登録してください。
/etc/rc.d/rc?.d/S**xnfsを作成し,/etc/xnfstartを記述します。
/etc/rc.d/rc?.d/K**xnfsを作成し,/etc/xnfstopを記述します。
viコマンドなどを使用して,定義文ファイルを作成してください。XNF/LSの定義文ファイルのファイル名称は自由に付けられます。作成したあと,-cオプション指定のxnfgenコマンドを実行して,文法的に正しいかどうかチェックします。文法エラーがなくなってから,-cオプション指定なしのxnfgenコマンドを使用してゼネレーションを実行してください。ゼネレーションを実行すると,定義文ファイルからXNF/LSを開始するために必要なゼネレーションファイルが生成されます。構成定義文作成の詳細については,「4. 構成定義文」を参照してください。
運用開始の手順については,「3.2 開始と終了」を参照してください。
XNF/LSのPPを追加・更新・削除および構成定義を変更する場合は,運用を停止する必要があります。運用を停止する場合,最初に上位APを停止し,その後XNF/LSを停止します。XNF/LSの運用停止の手順については,「3.2 開始と終了」を参照してください。
日立PPインストーラの組み込みが不要な以外は「3.1.1(3)XNF/LSのPP組み込み」,「3.1.1(4)セットアップスクリプト登録」と同じ手順です。
日立PPインストーラで不要なPPを選択して削除します。XNF/LS/BASEを削除した場合は,「3.1.1(4)セットアップスクリプト登録」で登録したセットアップスクリプトをOSのrmコマンド(-f指定)で削除します。間違えないように注意が必要です。
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