通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド OSI編

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10.7 RETRYCK

<この節の構成>
(1) 機能概要
(2) 書き方
(3) リターン情報
(4) 特記事項

(1) 機能概要

OSI通信機能による障害検出によってアソシエーションが非活性化されたとき,ユーザがアソシエーションの確立を再試行できるかどうかの判定情報を提供します。

(2) 書き方

#include <xnfw/xnf.h>              /* ヘッダ情報取り込み */
   unsigned long rcode;            /* リターンコード */
   rcode=xnf_rty();                /* 関数呼び出し */

(3) リターン情報

(a) リターンコード

RETRYCK関数のリターンコードを表10-2に示します。

表10-2 RETRYCK関数のリターンコード

項番 名称 再試行条件 概要
1 A_EROLDF 00000000 APの独自基準で判定 通常のパラメタエラー,プロトコルエラー
2 A_ERBUSY 00200000 一定時間間隔で複数回の再試行が望ましい 通信網の通信リソースが短期的にビジー状態
3 A_ERPDST 00400000 プロトコルにより相手局要因で異常終了
4 A_ERNRTY 00600000 再試行が望ましいそのほかの要因
5 A_ERHARD 00800000 再試行は無意味 ハードウェア障害によってアダプタ使用不可
6 A_ERDEST 00a00000 再試行にはオペレータの判断が必要 通信網の通信リソースが長期的にビジー状態
7 A_ERPSRC 00c00000 自局のプロトコル上の要因で接続不可
8 A_ERHALT 00e00000 オペレータの判断が必要なそのほかの長期的要因
9 A_EREROR ffffffff APの独自基準で判断 障害情報未発生
(b) 詳細エラー情報

なし。

(c) 詳細エラーコード

なし。

(4) 特記事項