トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド
OTMのメッセージが出力するアボートコードを,コード順に次の表に示します。次の表にないアボートコードが出力された場合はcoreファイルを取得し,保守員に連絡してください。
表A-1 アボートコードの一覧
アボートコード | 原因 | 対策 |
---|---|---|
aWTO001 | C++またはCOBOLのサーバアプリケーションで時間監視機能のタイムアウトが発生しました。 | タイムアウトが発生した要因を調査し,OTMまたはアプリケーションプログラムを再開始してください。 |
bCo003 bCo011 bCo023 bCo024 bSh001 bSh003 bSh004 bSh007 |
メモリ不足が発生しました。 | メモリを再度,見積もり直してください。 |
eEVT001 〜eEVT999 |
コネクション切断処理中に同期制御でエラーが発生しました。 | 動作中のメモリ不足が考えられます。動作環境のメモリを増やしてください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
eFLK001 〜eFLK999 |
コネクション切断処理中に排他確保に失敗しました。 | 動作中のメモリ不足が考えられます。動作環境のメモリを増やしてください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
eFPM001 〜eFPM999 |
TSCデーモン内でメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
eNPM001 〜eNPM999 |
通信処理中にメモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
eULK001 〜eULK999 |
TSCデーモン内での排他解放に失敗しました。 | 動作中のメモリ不足が考えられます。動作環境のメモリを増やしてください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
eWST001 | C++のTSCRootAcceptorクラスのdestroy()メソッド,またはCOBOLのTSCRAcceptor-destroy副プログラムでタイムアウトが発生しました。 | C++の場合,ABC_TSCfactimplクラスのdestroy()メソッドまたはTSCThreadFactoryクラスのdestroy()メソッドの処理からリターンしていない可能性があります。要因を調査し,アプリケーションプログラムを再開始してください。 COBOLの場合,ABC_TSCfact-DEL副プログラムまたはTSCCBLThreadFactory-DELETE副プログラムの処理からリターンしていない可能性があります。要因を調査し,アプリケーションプログラムを再開始してください。 |
r000000 r000001 r000002 r000003 r000004 r000008 r000009 r000010 r000011 r000012 r000013 |
排他確保処理または解放処理でエラーが発生しました。 | プロセス固有メモリ不足が発生している可能性があります。メモリ不足が発生している場合は,メモリサイズを見直してください。繰り返し発生する場合には,保守員に連絡してください。 |
r001000 | メモリ不足が発生しました。 | メモリサイズを見直してください。繰り返し発生する場合には,保守員に連絡してください。 |
r001001 r001002 r001003 r001004 r001005 r001006 r001007 r001008 r001009 r001010 r001011 r001012 r001013 r001014 r001015 r001016 |
排他確保処理または解放処理でエラーが発生しました。 | プロセス固有メモリ不足が発生している可能性があります。メモリ不足が発生している場合は,メモリサイズを見直してください。繰り返し発生する場合には,保守員に連絡してください。 |
s002000 s002001 s003000 s003001 s004000 s004001 |
排他確保処理または解放処理でエラーが発生しました。 | プロセス固有メモリ不足が発生している可能性があります。メモリ不足が発生している場合は,再度メモリを見直してください。繰り返し発生する場合には,保守員に連絡してください。 |
s005000 | メモリ不足が発生しました。 | メモリサイズを見直してください。繰り返し発生する場合には,保守員に連絡してください。 |
uFPM001 〜uFPM999 |
メモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
uLCK001 〜uLCK999 |
排他確保に失敗しました。 | 動作中のメモリ不足が考えられます。動作環境のメモリを増やしてください。引き続き多発する場合は,保守員に連絡してください。 |
uNPM001 〜uNPM999 |
メモリ不足が発生しました。 | メモリを見積もり直して,再度実行してください。 |
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