tsclogcat [-h] | [-d | -t TSC識別子]
 

OTMで出力したメッセージを編集して標準出力に出力します。オプションによってTSCログを出力するか，TSCドメインログを出力するかを指定できます。

●-h

コマンドの使用方法が表示されます。

●-d

TSCドメインログを出力します。

●-t TSC識別子

〜＜1〜31文字の英数字＞《IPアドレス》

指定するTSC識別子のTSCログを出力します。

マルチホームドホスト環境でTSCログを出力する場合は，-tオプションは省略できません。

すべてのオプションを省略した場合は，IPアドレスでTSC識別子が設定されます。例えば，ホストのIPアドレスが"192.17.113.19"の場合，"-t 192.17.113.19"が設定されます。

このコマンドは次に示す戻り値をシェルに返してから，処理を終了します。

戻り値	意味
0	正常終了しました。 出力するデータがない（KFOT73591-Iメッセージが出力された）場合，および-hオプションを指定した場合も0が返されます。
0以外	コマンド処理中にエラーが発生したために異常終了しました。 出力されたメッセージに従って対策したあと，再度，コマンドを実行してください。

• tsclogcatコマンド実行時には，TSCSPOOL環境変数が設定されている必要があります。各オプション指定時のTSCSPOOL環境変数の設定方法を次に示します。
  
  • -tオプションを指定する場合，該当するTSC識別子の動作している実行環境に設定したTSCSPOOL環境変数が，tsclogcatコマンドの実行環境にも必要です。
  • -dオプションを指定する場合，TSCドメインマネジャ実行時に指定したTSCSPOOL環境変数が必要です。