トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

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tscdminfoTSCドメイン情報の表示と削除

形式

 
tscdminfo [-h] [-d]
 

機能

コンピュータ内のOTM環境に登録済みのTSCドメインに関する情報を表示または削除します。

オプション

●-h

コマンドの使用方法が表示されます。

●-d

コンピュータ内のOTM環境に登録済みのTSCドメイン情報を削除します。

"tscdminfo -d"の実行後に,現在のOTM環境に登録済みのTSCSPOOLとTSCドメイン名称の一覧が表示されます。ユーザは一覧から削除したい組み合わせの番号を選択し,コマンドの指示に従って入力します。

使用例

-dオプション指定時の使用例を次に示します。

  1. tscdminfoコマンドを実行します。
     
    % tscdminfo -d
     
  2. TSCドメイン名称およびTSCSPOOLの一覧が表示されます。
     
    No TSC-Domain            Port      TSCSPOOL
    1 hitachi                9496      /home1/hitachi/tsc/spool
    2 TSCDOMAIN              9497      /MAKE_DIR/TSC0100/spool
    Please input Number which you wish delete. ->
     
  3. 削除したい環境を表す数字を入力します。
     
    Please input Number which you wish delete. ->2
     
  4. 問題がなければ'y'を入力します。
     
    2 TSCDOMAIN              9497      /MAKE_DIR/TSC0100/spool
     
    We will delete this combination of Domain_name and TSCSPOOL directory.
    OK ? (y/n) -> y

戻り値

このコマンドは次に示す戻り値をシェルに返してから,処理を終了します。

戻り値 意味
0 正常終了しました。
0以外 コマンド処理中にエラーが発生したために異常終了しました。
出力されたメッセージに従って対策したあと,再度,コマンドを実行してください。