トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
OTMの開始の流れを次の図に示します。なお,クライアントアプリケーションの開始はOTMの開始後になります。
図4-3 OTMの開始の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU040300.GIF)
- TPBrokerの開始
サーバアプリケーションは,TPBrokerのアプリケーションプログラムです。クライアントアプリケーションからのリクエストを受け付けるためには,TPBrokerのosagentが動作している必要があります。osagentの開始については,マニュアル「TPBroker ユーザーズガイド」,「TPBroker for C++ ユーザーズガイド」,「TPBroker for Java OTSガイド」,または「TPBroker for the Java TM Platform ユーザーズガイド」を参照してください。
- tscdmstartコマンドの実行
TSCドメインマネジャを開始します。
- tscstartコマンドの実行
TSCデーモンを開始します。
-TSCDomainオプションにTSCドメイン名称を指定し,-TSCIDオプションにTSC識別子を指定します。このとき,TSC識別子はTSCドメイン内でユニークである必要があります。
- tscregltdコマンドの実行
TSCレギュレータを開始します。TSCレギュレータは必要に応じて開始します。TSCレギュレータを経由したリクエストをgetTSCClientによって要求する場合だけ開始してください。
TSCレギュレータを開始する必要がある場合は,-TSCDomainオプションにTSCドメイン名称を指定し,対応するTSCデーモンのTSC識別子を-TSCIDオプションに指定します。また,一つのTSCデーモンに複数のTSCレギュレータを対応させる場合,繰り返しtscregltdコマンドを実行します。
- サーバアプリケーションの開始
サーバアプリケーションの開始時にOTMのオプションを指定できます。-TSCDomainオプションにTSCドメイン名称を指定し,対応するTSCデーモンのTSC識別子を-TSCIDオプションに指定します。サーバアプリケーションの開始の詳細については,「5. コマンドリファレンス」を参照してください。また,マニュアル「TPBroker ユーザーズガイド」,「TPBroker for C++ ユーザーズガイド」,「TPBroker for Java OTSガイド」,または「TPBroker for the Java TM Platform ユーザーズガイド」をあわせて参照してください。
一つのTSCデーモンに複数のサーバアプリケーションを対応させる場合は,繰り返しサーバアプリケーションを開始します。
- 注
- 一つのTSCドメインで複数のTSCデーモンを開始する場合,-TSCIDオプションに指定するTSC識別子を変更して,3.〜5.の手順を繰り返します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2002, 2005, Hitachi, Ltd.